腐った果実で果汁ジュースを生産か…当局が調査を開始=中国
中国の大手果汁飲料メーカー3社が腐った果物を使用して果汁製品を製造していたという情報が流れ、国家食品薬品監督管理総局が調査を開始した。中国メディアの中国広播網が報じた。
飲料メーカーが中国4カ所の生産工場で、腐った果実を使用して果実飲料を作っていたと報じられると、国家食品薬品監督管理総局はすぐに現地の食品安全監督管理部門に検査を始めるよう指示した。現時点では工場から腐った果物などは見つかっていない。
生産工場の一部がある安徽省の食品薬品監督局の担当者は、「もしも原料に腐った果物が使用されていれば、サンプル検査によって明らかになるだろう」と指摘。現在、生産を停止している工場も「サンプル検査に問題がなければ、再開することになる」と話した。
国家食品薬品監督管理総局の関係者は、「関係する省の食品安全監督管理部門による調査状況に基づいて、違法行為が見つかった場合は厳正に処理する」と主張した。(編集担当:村山健二)