原宿で次世代のファッションモンスターを探してみた!
ファッションの聖地として、世界中から注目を浴び続ける原宿ストリート。そこでは日々、全国から集まったオシャレ自慢たちが戦い続けている。そんな激戦区で、きゃりーぱみゅぱみゅに続く、次世代のファッションモンスター達をプロデュースしてみた。


最近、原宿では顔に白塗りをした集団が登場しているそうで、もはやファッションは服装だけなく、フェイスペイントや小物までをも含めた、トータルな演出が求められている。

そして今回、ファッションの参考にしたのは、カラスを頭に載せたスピリチュアルな戦士をジョニー・デップが演じる映画『ローン・レンジャー』だ。

8月2日(金)にロードショーのこの映画は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』3部作で世界中を席巻した、製作:ジェリー・ブラッカイマー、監督:ゴア・ヴァービンスキーのゴールデンコンビが、満を持してジョニー・デップと再タッグを組んだ話題作だ。映画史に残る、ウィリアム・テル序曲に乗せて贈るラスト11分のリアル列車アクションは見逃せない。

死の世界から正義のために甦ったヒーロー、ローン・レンジャーと、復讐に燃える戦士“トント”─何もかも正反対な2人が聖なる力に導かれ、ハリウッド史上最も不釣り合いな“ヒーロー・デュオ”として巨悪に立ち向かう。

一方で、今回のファッションモンスターは、2人のクリエイターがコンビを組んで挑んだ。

2人で相談して企画し、制作を分担した。左は、今回衣装・小物制作を担当する、武蔵野美術大学出身の月岡彩さん。自動販売機に変身できる巻きスカートである、『ニンジャ・スカート』のほか、道路に置くとマンホールの蓋に見える『マンホールバッグ』などを作って話題になった。右は、月岡さんと同じ武蔵美に在籍中の趙ひかるさん。趙さんは恐ろしいボディペイントを描く女性として話題で、「スッキリ!!」「笑っていいとも!」などのTV番組にも出演している。

そして二人が考えた今回のファッションのテーマは「アニメ」だ。まず挑んだのは、アメリカで流行した、アニメの瞳を実際に描く「アニメイク」。次のようにアニメ好きにはたまらない美人が誕生する。

アニメのヒロインとデートしたいと妄想していた方も、
これによって実際にその夢を叶えることができる。


まるでアニメから飛び出してきたようだが、早く元の世界に帰ってほしい気もする。

瞳を描いたのは趙さんだ。


今回さらに、白塗りを加えたバージョンも制作する。


というのは、先ほど、原宿では顔にフェイスペイントをしたファッションが登場したと伝えたが、映画『ローン・レンジャー』の、ジョニー・デップのフェイスペイントメイクの影響によって、さらに街中で真似する人達が増えるかもしれないので、その流行を先取りするのだ。

ちなみにデップの右にいるのは、ローン・レンジャーになる前の主人公の姿。“正義”と法を守る検事ジョン・リードだ。「ソーシャル・ネットワーク」「J・エドガー」など大作出演が相次ぐハリウッド期待のホープ、アーミー・ハマーが演じるこの男は、兄を殺され、自らも瀕死の状態となるが、トントの持つ不思議な力によって蘇る。

トントと共通の敵を追うが、復讐に燃えるトントに対し、法に基づく正義を求める。強大な敵の目を欺くため、兄の形見の革のベストから作ったマスクで素顔を隠し、孤高のレンジャー=“ローン・レンジャー”となる。


ちなみに今回、そのローン・レンジャーを参考に、
月岡さんが、アニメの吹き出しの形をしたマスクを作ってくれた。


意外と普通にカッコイイ。


さて、フェイスペイントは順調に進み、アニメの瞳を描いているところだ。
これから原宿にいくのだから、これくらい気合いを入れないと街に失礼だ。


できた。とてもキレイだ。

きっと何かのマニアにはウケるだろう。
ただ、このまま外に出ると、街ゆくひとに衝撃を与えすぎるので、普通の髪に戻した。

きっとこれならみんな受け入れてくれるはずだ。頭上にハトが乗っているのは、ジョニー・デップが演じるトントの頭上にのるカラスを参考にしている。トントにとってカラスは神聖な鳥だ。


映画の影響で、これから全国で頭にトリを乗せたファッションが流行するかもしれないので、それを先取りするのだ。ちなみにトントは、頭上に乗せたカラスに餌を与えるなど、その行動は常人には理解不能だ。


正直やる前は不安だったが、やってみるとアリな気がしてきた。

モデル二人の準備が整ってきた。


一方、月岡さんの方では、アニメの感情表現をタトゥーシールにしてみた。これを顔に貼るのだ。


貼ってみると、本当にあせっているように見える。アニメってすごい。


ちなみに映画でも、このシーンのように、二人が絶体絶命な状況になってあせるシーンが数多く登場する。物語の舞台は、開拓者たちが鉄道建設を進める19世紀のアメリカだ。


他にも怒りのシールを試してみる。


映画でも、二人は意見があわずよく喧嘩になる。忌まわしい過去の傷を抱える“聖なる悪霊ハンター”トントと、平和的解決を望む“正義の堅物ヒーロー”ローン・レンジャーは、“復讐”と“法”という互いに譲れぬ信念があるからだ。


さて、準備が整ったようだ。作っておいてなんだが、関わりたくない雰囲気だ。


タクシーで原宿に向かう。
全国のファッション自慢達との決戦の時が近づいている。ある意味負ける気がしない


到着。原宿にいると、こんな異様な格好でもさまになるのが不思議だ。


これくらいなら普通にいそうだ。


アニメイクのツーショット。周囲が自然と二人を避けてくれるので撮影しやすい。


映画のシーンをマネて立ってみる。



喧嘩することも多かった二人だが、共通の敵を打倒すべく、共に戦うなかで、次第に絆を深めていく。本来“間違った兄弟”を意味する「キモサベ」はいつしか“無二の親友”へと変わり、以心伝心で抜群のコンビネーションを発揮していく彼らを、もう誰も止められない。

そして、疲れたので休憩する。座っているだけで、店の雰囲気をちょっとだけ壊している気もする。



でも不思議なことに、この日初対面だったモデルさんたちが、フェイスペイントすることで一体感が生まれた。これはもう、映画さながらにキモサベ(友)になったと言っていいだろう。

さて、そろそろ会もお開きだ。
メイクを洗い流し、マスクも取ってもらった。

素顔もかわいいみなさん。「フェイスペイント楽しかった!」と好評だった。

さて、今回のファッションの参考にした映画『ローン・レンジャー』は、8月2日(金)にロードショーだ。「パイレーツ・オブ・カリビアン」の製作&監督が贈る最強のエンターテインメント・ムービー。映画史に残る、ウィリアム・テル序曲に乗せて贈るラスト11分のリアル列車アクションは必見。

死の世界から正義のために甦ったヒーロー、ローン・レンジャーと、復讐に燃える戦士“トント”─何もかも正反対な2人が聖なる力に導かれ、ハリウッド史上最も不釣り合いな“ヒーロー・デュオ”として巨悪に立ち向かう。

世界を救うのは、正義か?復讐か?息をのむアクション、謎に満ちたストーリー、時にコミカルで最高にクールなキャラクターたちが織りなす、空前のアクション・アドベンチャー超大作。詳しくは、まずは『ローン・レンジャー』特集サイトをご覧いただきたい。

■関連サイト
『ローン・レンジャー』特集サイト
映画公式サイト

©2013 Disney Enterprises, Inc. The LONE RANGER property is owned by and ™ & ©Classic Media, Inc., an Entertainment Rights group company. Used by permission. 


※制作協力:月岡彩趙ひかる 企画・文章:谷口マサト
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