今日からMLBも開幕したが、今日はヒューストン・アストロズ=HOUvsテキサス・レンジャーズ=TEX戦だけ。本格的には明日が開幕だ。
日本人MLB選手のオープン戦の成績を確認しておこう。野手編。
ちょっとショックだが、開幕時点でアクティブロースターにいる野手は2人しかいない。

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イチローの調子はやや下降気味に見えるが、問題はなさそうだ。ニューヨーク・ヤンキース=NYYはスプリングトレーニングを32試合行ったがこのうち18試合出場はベテランとしてはまずまず。
DL入り選手が続出する中、イチローの責任は大きい。
青木はこのところぐんぐん調子を上げている。最終日は志願して4打席に立って2安打。
ミルウォーキー・ブルワーズも捕手のコリー・ハート、内野のジェフ・ビアンキ、マット・ギャメル、テイラー・グリーンがDL。青木は主軸選手だ。盗塁がやや少ないが、不安要素はないだろう。

さまざまなステイタスの野手たち

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中島は不振にあえいだ挙句、故障者リスト=DL。太ももの故障。遊撃はHOUから移籍したジェド・ロウリーが守る。日本人内野手はほぼ例外なく故障をきっかけにポジションを失っている。早い時期での復帰が期待される。

田中は予想された通り貧打。Signedは、要するにマイナー契約だ。
遊撃では6度の守備機会で2失策、二塁は38度の守備機会で4失策、三塁は5度の守備機会で1失策。このままでは「NPBの内野手は通用しない」という定説を補強するためにアメリカへ来たことになってしまう。AAAで奮起してほしい。

3月末になってトロント・ブルージェイズ=TORに拾われた川崎は少し試合に出たが、Signedだからそのままマイナーで浮上の機会をうかがう。実は川崎は昨年、マイナーでプレーしていない。初めての体験となる。

もう一人、TEXの傘下にいる尾中博俊がスプリングトレーニングに呼ばれ、1試合だけ機会を与えられた。環太平洋大学出身。2011年からマイナーでプレーしている。今年25歳になる。残された時間は多くはない。