30日のセリエA第30節、インテルとのビッグマッチで2−1と勝利し、ユヴェントスは大喜びしている。アントニオ・コンテ監督もその一人だ。だが、同監督はできるだけバランスを保とうともした。

「クオリティーのあるチームを相手に、素晴らしい結果だ。彼らは50試合無敗だった我々を倒し、そのクオリティーを見せていた。ミランやナポリとの試合でもね。我々はまた一つ、スクデットに向けてレンガを積み重ねた。だが、まだ8試合残っている。我々が間違ったら、ナポリとミランはもちろん喜んでそれを受け入れるだろう」

サン・シーロでの見事な勝利を経て、次はチャンピオンズリーグへと向かうことになる。4月2日にバイエルン・ミュンヘンとの準々決勝ファーストレグだ。

「今日のユヴェントスは、大一番で勝てることを示した。インテルやミランとの試合は常に大一番だ。次は情熱と自信を持ってドイツに行き、夢を育もう。喜び、冷静に試合に臨む。苦悩や恐れはない。自分たちがまだ欧州のトップクラスからいかに離れているか、理解しなければいけないからね」

バイエルン戦のメンバーについて、コンテ監督はこのように述べている。

「決めるのは私だけだ。ただもちろん、選手たちと相談し、状態を知らなければいけない。FWに関しては通常、私は自分の目を信じている。ローテーションをしており、その瞬間に最もインスピレーションを与える選手を起用するんだ」

同監督は「いずれにしても、フィジカルなチームで臨むだろう」とも付け加えている。つまり、MFポール・ポグバの先発起用があり得るということだ。

一方、コンテ監督は去就について明確に話している。誤解を避けたいと望んでいるのだ。

「記者会見でプロフェッショナルに関する話をしただけで、紙面では『ショック』とか『インテル移籍』とか大きく書かれた。だが、私の考えが正しく伝えられたのは本文でだけだったね。インテルへ行くとか、出ていくとかは、決して言っていない。私はここでうまくやっている。ユヴェントスの人たちは、私がどんな人かを知っているよ」

最後に、コンテ監督はインテルのキャプテンに対し、次のように話している。

「(ハビエル・)サネッティの姿は象徴的だ。スポーツマンシップという点でも、アスリートとしての模範としてもね。ピッチの中でも外でも偉大なカンピオーネじゃなかったら、39歳でこれほど走ることなんてできないよ」