不動産投資見通しランク  台北はアジア諸都市で9位

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(ジャカルタ 30日 中央社)アジア太平洋地域を対象とした不動産の投資見通しについての都市別ランキングで、台北が東京、ソウル、香港を抜いて9位であることが米アーバンランド研究所(ULI)などの調査で29日、わかった。

この調査では、台北の賃料が低い上に、生命保険業界の不動産市場参入などで取引量が激増したほか、中国大陸からの観光客増による影響もあり、台北各地の不動産価格の上昇が顕著だと指摘。

同時に、不動産市場での投機的な売買を制限しようと、政府が住宅ローン融資の縮小といった抑制措置を取っているものの、利率の低下や不動産取引量が依然大きいことなどから、不動産価格が短期間に大幅に下落する可能性は低いと分析している。

なお、ランキングの1位はジャカルタで、シンガポールは3位、香港は11位、東京13位、ソウル14位となっている。