10月9日、甲子園球場で行われたDeNA戦は、阪神タイガース・金本知憲の引退試合となった。あれから3日、12日放送、TBS「NEWS23クロス」には、引退した金本がゲストで出演。「引退秘話を生激白!」と題し、引退の経緯や現在の心境を語った。

引退を決めたきっかけについて、金本は「3年前に肩をケガしまして、そっからリハビリ頑張ってきて。再起不能と言われるケガだったんですけど、もう一回グラウンドに立ちたいという思いでリハビリを続けてきて、結局、自分では全盛期の姿を追い求めてきたんですけど、まあ、そこには行きつかなかったというのと、世代交代というか、チームも変わっていかないといけないので、僕らおっちゃんがいると、邪魔な存在にもなってはいけないので」と語る。

また、通算打点が長嶋茂雄さんの1522にあと一つ及ばなかったことが心残りだという金本。「まあ、心残りでもないんですけど。ファンが期待してくれていたので、喜ばせてあげるためにも、超えたかったんですけど、ホームランを長嶋さんを超えているので、打点まで超しちゃったら失礼でしょう、ということにしておきます」と笑った。

すると、番組では金本に宛てて綴られた長嶋さんからの手紙が紹介される。「貴方はとうに私など超えているのです」などと読み上げられると、金本は「ビックリですね。ここで手紙読んで貰えるなんて。引退発表してすぐ、長嶋さんから電話頂いて、ついつい立ち上がって、気を付けして」と恐縮しながらも、憧れの存在から寄せられた手紙を喜んだ。