本田圭佑、試合後に語る 「ハッキリ言えるのは……」
12日、ブリスベンで行われたサッカーW杯アジア最終予選=日本対オーストラリア戦では、見事なドリブルで切り込み、栗原勇蔵の先制ゴールをアシストした本田圭佑。試合は1-1のドローとなったが、ここまでの最終予選で圧倒的な存在感を見せる「日本代表の4番」を試合後に直撃した。
本田圭佑
「立ち上がりは向こうの方が入り方がうまかったので、雰囲気と向こうの戦い方の巧さに後手を踏んだかなという印象がありますね。でも前半途中から終盤にかけては、僕たちのほうが多くチャンスを作れたと思うし、自分たちのペースでできたと思いますけど。
相手が蹴ってくることは想定内でしたけど――、そのセカンドの対応の早さとか、ファーストの競り合いの質の高さは向こうの方がクオリティが高かったかなと思いますね。それからチャンスを2、3回作られていたという印象で、そこが一つの課題かと思いますけど、そこで失点しなかったことはよかったですし。
まぁ、10人になってからのほうがよかったのですが、どちらかというと、もうちょっとやれたかという印象はあるんですけど、10人になってから最後のところまで崩せているのですが、点を取るにはもう1つアイデアが、そのアイデアというのはサプライズみたいなプレーがあれば、うーん、それがちょっと足りひんかったかなというのは、2点目ということに関しては感じましたかね。
ショートコーナーに関しては、ビデオ分析の段階で相手が嫌がるというのは知っていたし、監督からもできる限りそこは対応していけと。それが功を奏したというか、いい形に出ましたね。高さは向こうにどう考えても分があるので、どうやってこっちは人数をかけて相手を翻弄するか、それがこっちの狙いだったので、得点シーンに関してはそれはできたかと思いますが、中を最終的に固めてきた場合、あれだけデカイ選手が中を固めた場合は、外で回しているだけでは崩れにくいかという印象は受けますけど……。これも一つの課題になったかと思います。
まだチーム力について語るには早すぎますが、ハッキリ言えるのはオーストラリアより僕たちのほうがいいサッカーをしていたと思うし、結果は引き分けということになってしまいましたけど、オーストラリアの選手もいい環境でやったらどうなるかというのも何となく想像できたんじゃないかなと思うんですけどね。それを何も感じていなかったらアホか(笑)、何かの秘策があるのかのどちらかと思うんですけど。
(自分については)もっと得点に絡む動きを増やしていかなければならないし、相手が嫌がるような、サプライズと向こうが思うようなプレーというのを質も回数も同時に増やして高めていく必要があるかなと感じますね。間延びしていたという中で中盤を作りたいというのが頭にあったので、その中でどうやって入っていけるか、結局向こうが引いてるんで、センタリングでオマーン、ヨルダンのときは結構崩せて、でも単純に放り込んだらはね返されるんで、深い位置まで(長友)佑都と(内田)篤人が一回基点になったとしても、そこからもう一回マイナスというイメージで、そこからじゃあトップに当ててワンツーで崩すとか、もう一回しつこくサイドで人数をかけていくのかとか、オマーンやヨルダンとは完全に崩し方が違うという印象を持っていたので、そこはまぁ単調になっていた部分はあってたかという部分があったのですが、いくつかありますから、重なってこうなるかというのがありますから。
(手応えは)半分ぐらいは試せたこともあったかと思うんですけど、その半分できなかったというのはもちろん自分自身の問題でもあったりするし、周りとの共有ができてないという部分もあったと思うし、そこは解決できるかと思いました」
■関連リンク
・内田、栗原、清武、前田ら、大一番振り返る - 2012年06月13日
・ブラジルW杯アジア最終予選【写真ギャラリー・81枚】
本田圭佑
「立ち上がりは向こうの方が入り方がうまかったので、雰囲気と向こうの戦い方の巧さに後手を踏んだかなという印象がありますね。でも前半途中から終盤にかけては、僕たちのほうが多くチャンスを作れたと思うし、自分たちのペースでできたと思いますけど。
まぁ、10人になってからのほうがよかったのですが、どちらかというと、もうちょっとやれたかという印象はあるんですけど、10人になってから最後のところまで崩せているのですが、点を取るにはもう1つアイデアが、そのアイデアというのはサプライズみたいなプレーがあれば、うーん、それがちょっと足りひんかったかなというのは、2点目ということに関しては感じましたかね。
ショートコーナーに関しては、ビデオ分析の段階で相手が嫌がるというのは知っていたし、監督からもできる限りそこは対応していけと。それが功を奏したというか、いい形に出ましたね。高さは向こうにどう考えても分があるので、どうやってこっちは人数をかけて相手を翻弄するか、それがこっちの狙いだったので、得点シーンに関してはそれはできたかと思いますが、中を最終的に固めてきた場合、あれだけデカイ選手が中を固めた場合は、外で回しているだけでは崩れにくいかという印象は受けますけど……。これも一つの課題になったかと思います。
まだチーム力について語るには早すぎますが、ハッキリ言えるのはオーストラリアより僕たちのほうがいいサッカーをしていたと思うし、結果は引き分けということになってしまいましたけど、オーストラリアの選手もいい環境でやったらどうなるかというのも何となく想像できたんじゃないかなと思うんですけどね。それを何も感じていなかったらアホか(笑)、何かの秘策があるのかのどちらかと思うんですけど。
(自分については)もっと得点に絡む動きを増やしていかなければならないし、相手が嫌がるような、サプライズと向こうが思うようなプレーというのを質も回数も同時に増やして高めていく必要があるかなと感じますね。間延びしていたという中で中盤を作りたいというのが頭にあったので、その中でどうやって入っていけるか、結局向こうが引いてるんで、センタリングでオマーン、ヨルダンのときは結構崩せて、でも単純に放り込んだらはね返されるんで、深い位置まで(長友)佑都と(内田)篤人が一回基点になったとしても、そこからもう一回マイナスというイメージで、そこからじゃあトップに当ててワンツーで崩すとか、もう一回しつこくサイドで人数をかけていくのかとか、オマーンやヨルダンとは完全に崩し方が違うという印象を持っていたので、そこはまぁ単調になっていた部分はあってたかという部分があったのですが、いくつかありますから、重なってこうなるかというのがありますから。
(手応えは)半分ぐらいは試せたこともあったかと思うんですけど、その半分できなかったというのはもちろん自分自身の問題でもあったりするし、周りとの共有ができてないという部分もあったと思うし、そこは解決できるかと思いました」
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