左より本木克英監督、藤原竜也、田村健一プロデューサー
 3社競作の最後の作品として、いよいよ今週末に公開を迎える映画『おかえり、はやぶさ』。6日には、主演の藤原竜也、本木克英監督、田村健一プロデューサーが宮城県を訪問し、ワーナー・マイカル・シネマズ新石巻にてレッドカーペットセレモニーと舞台挨拶に参加した。

 『おかえり、はやぶさ』は、これから未来を担う子供たちへ向けて、どんな困難にもあきらめずに、チャレンジし続けた小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡の物語を通して、勇気や希望のメッセージがたくさん詰まった作品。劇場ロビーで行われたレッドカーペットセレモニーでは、350名を超える満員の観客から大歓声が起こり、劇場スタッフより花束の贈呈も行われ、和やかで活気に満ちたセレモニーとなった。

 藤原竜也は「こんなにも熱烈に歓迎していただき、とても嬉しく思います。今日は本当に多くの人に集まっていただき感謝しています。ぜひ楽しんで帰ってください。」と挨拶。上映前に行われた舞台挨拶では、300名の親子が集まる中「もともと宇宙空間や“はやぶさ”に興味があって、いろいろ勉強しようとJAXAの方々にもたくさん話を伺いました。JAXAのみなさんは天才的だけど、すごく謙虚でいい人々でした。日本の宇宙開発にかける、熱い話をたくさん聞きました。そういった彼らの熱い思いを胸に抱いて、今回の役をやらしてもらいました。」と本作に込めた想いを語った。

 本木監督は「伝えたいメッセージを藤原さんや杏さんのセリフの中に盛り込みました。この作品を観ると、これまでの日本の宇宙開発に、どんな歴史あったのかがわかってもらえると思います。また、いろいろな登場人物がでてくるので、それぞれに感情移入してもらいながら、観ていただけると思います。」とコメント。田村プロデューサーは「この映画は、いろいろな困難の中を乗り越えた、“はやぶさ”のあきらめない姿を描いた作品です。東日本大震災以降、いろいろなメディアで東北の方々ががんばっていらっしゃるのを目にしてきました。東北の方々のあきらめない姿は、はやぶさのプロジェクトと通じるところがありました。この度、公開初日の10日と11日に“東北3県応援2days”を実施をすることにいたしました。ぜひ皆様にご来場いただきたいと思います。」と述べた。

 最後に、藤原竜也は「ぜひ多くの子どもたちに観てもらって、将来の夢を広げていってほしいと思います。明日からちょっと一歩踏み出してみようと思えるような作品になっていますので、ぜひ多くの方にご覧いただきたいです。本日はありがとうございました。」と東北へのメッセージを伝えた。

おかえり、はやぶさ - 作品情報

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