笑って泣ける、NHKBSプレミアムのドキュメンタリードラマ。

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周囲の環境が一気に変わっていく年度末はいろいろとストレスが増える季節でもある。東邦大学の有田秀穂教授の研究によると、ストレスは脳を萎縮させるが、何かに「感動」することでかなり解消することができるらしい。

そして、何かに「感動」したい、ということであれば、NHKBSプレミアムのハイビジョン特集はかなり評判が高い。ハイビジョン特集とは鮮明な映像と音によって、まるで視聴者がその場にいあわせたかのような臨場感でドラマや歴史ロマン、事件ドキュメンタリーを楽しむことができるのだ。

そこで今回は、感動必至の3月に放映されるドキュメンタリードラマを一挙紹介したい。


第1話目 『ヨメとダンナの493日〜おもろい夫婦の「がんフーフー日記」』
原作は「がんフーフー日記」という、昨年4月に発行された話題の単行本だ。ストーリーは実話で、長年の友人関係から結婚にいたった夫婦の妊娠が判明するところから始まる。しかし、幸せな新婚生活を過ごしていた二人に突然の悲劇がおそいかかる。妻の腸にがんが見つかったのだ。しかも病状はかなり進行していた。だが出産は待ってくれない、病魔と闘いながら帝王切開で1481グラムの長男を出産し、そしてまた闘病生活に突入していく。

通常、闘病を描いたドラマだと、かなり悲壮感の漂う番組になってしまいがちだ。しかし、この夫婦は最期の日々と向き合いながらも笑い決して忘れない。こう言っては何だが、若い夫婦が織り成す楽しい493日の日常を見つめたドキュメンタリードラマだ。

そして、続く2話目以降も「感動」できる作品が揃っている。


第2話目 『似顔絵捜査官001号』
物語の主役は、警視庁鑑識課に34年間も勤務し、「鑑識の鬼」と呼ばれた戸島国雄氏という鑑識官。現在も捜査の最前線で使われている似顔絵捜査を導入に導いた方だ。戸島さんが激務をこなす一方、彼の妻は夫に隠し病気と闘っていた…。これは、型破りな行動力で巨大な警察組織を動かした鑑識官とその夫婦の物語だ。


第3話 『離婚式 〜人前でサヨナラを誓う夫婦たち〜』
今話題の「離婚式」をあつかったドラマとなっている。2010年のデータでは日本の離婚件数は約25万組、なんと2分5秒に1組が離婚しており、東日本大震災後も離婚率はなおも上昇しているという。そんな中、結婚生活にピリオドを打つために、「離婚式」を挙げる人達も多いようだ。この回ではそんな離婚の最前線を、離婚式のプランナーである寺井広樹氏が目にした様々な事例をもとに、制作がされている。


第4話 『優雅な生活こそ最高の復讐である 加藤和彦・安井かずみ夫妻 最期の日々』
「私の城下町」「危険なふたり」「よろしく哀愁」など、名曲の数々を残し、55歳の若さで亡くなった作詞家・安井かずみ氏の1年間にわたる闘病生活を綴った4冊の日記をドラマ化。

進行する病気への不安と絶望、奇跡への希望、立ち向かう勇気、そして全ての仕事をなげうって献身的に看病する夫・加藤和彦への愛…。延命治療を拒否し、闘病中も優雅であることを、カッコよく生きることを忘れなかった夫婦の究極の愛の物語を描いている。


NHKBSプレミアムのハイビジョン特集で放映されるドキュメンタリードラマは、もちろん俳優さんや女優さんが演じているのだが、臨場感のある映像と音によってリアリティあふれる作品となっているのだ。この春、本物の物語に触れて「感動」をしたいのであれば、是非とも一度NHKBSプレミアムのドキュメンタリードラマを見てみてはいかがだろうか。

放映スケジュール
『ヨメとダンナの493日〜おもろい夫婦の「がんフーフー日記」〜』
3月4日(日)夜10:00〜11:30
『似顔絵捜査官001号』
3月11日(日)夜10:00〜11:30
『離婚式 〜人前でサヨナラを誓う夫婦たち〜』
3月18日(日)夜10:00〜11:30
『優雅な生活こそ最高の復讐である 加藤和彦・安井かずみ夫妻 最期の日々』
3月25日(日)夜10:00〜11:30

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