15日深夜放送、TBS「S1」番組内の「ノムさんのボヤキ部屋」コーナーでは、野村克也氏に加え、桑田真澄氏がボヤく側としてゲスト出演。ソフトバンクから巨人に移籍した杉内俊哉に与えられた背番号「18」について、興味深い発言をした。

「このバッテリーでやりたかったね」と笑いをとった野村氏は、球界のエースナンバーといってもいい巨人の背番号「18」について、「巨人というのは55年の付き合いがあるんだけど、背番号を凄く大事にしていたチームだと思うんですよ。ケチを付ける訳じゃないんだけど、杉内がソフトバンクからFAで(巨人に)きましたよね。18番をつけたじゃないですか。18番っていうのは我々の頃からエースナンバーだった。特に巨人が全てのプロ野球の影響力を持ってますから。18番っていったらエースってなった。それがいきなり杉内に18番やったのは何なんだろう」と疑問を述べた。

また、長らくその「18」を背負ってきた桑田氏は、「僕に訊かれてもよく分からないんですが」と前置きしつつ、「本心からすると、やはり僕は高卒の右ピッチャーにっていう想いがありましたけど。でも、僕が引退してから、育てきれなかったといいますか、育たなかったといいますかね。でも、杉内君に決まりましたので、ジャイアンツの18番というのは球界のエースだと思いますので、成績もそうなんですが、言動も18番に相応しい選手になってもらいたい」と胸中を語った。

杉内の「18」については、桑田氏にも伺いの電話があったということも伝えられたが、この件にも桑田氏は「球団が決められた方がいいんじゃないでしょうかと答えた」と明かし、野村氏に至っては「18番貰った時に、彼の率直な感想はどうなんだろうね」と最後まで納得がいかない様子だった。