2日(火)発売の「週刊アサヒ芸能」(8.11号)では、『特別扱いルーキー 斎藤佑樹がダルビッシュに超嫌われているッ!』との見出しで、北海道日本ハムファイターズで人気を二分するダルビッシュ有と斎藤佑樹の確執を伝えた。

同誌にコメントを寄せる遊軍記者は、「球宴ではダルビッシュが斎藤と話す場面はほとんど見られず、没交渉。ダルはベンチでも楽天・田中将大(22)らと談笑して試合を見守っていましたが、斎藤は1人、離れた端のほうでポツリ状態だった。2人の関係、距離はふだんからこんな感じです」と語るダルビッシュと斎藤。球宴では、斎藤が「ぼっち」と呼ばれ、孤立した姿がネット上でも話題となったが、同記者は「独りぼっち、の意味です。ベンチでもつまらないのかパ・リーグの選手が打っても無表情。本塁打を放った稲葉篤紀(39)の出迎えも、ギリギリ最後に出てきてハイタッチしていました」と振り返っている。

キャンプを控えた1月中旬時には、ダルビッシュに教えを乞う姿勢を見せていた斎藤だったが、日本ハム担当記者は「左投げのダルと斎藤がキャッチボール。『やってみたらどう?』と勧められた斎藤は『ちょっとやってみようかなと思います』と意欲的なコメントをしましたが、その後、実践した形跡はまったくない。口では言うものの、正直なところ、本当にダルから学ぶ姿勢はあまり感じられない気がします。あくまで社交辞令の範疇でした」と指摘。球団関係者も「斎藤は当初、『ダルさんみたいな投手になりたい』と公言していたにもかかわらず、テレビ番組でアッサリ、『目指すべき投手は武田勝さん(33)』と前言撤回。ダルが見ていたかもしれないのに」と語っている。

また、前出の球団関係者によると、斎藤は左脇腹痛で二軍調整中だった5月、寮規則で故障中の選手の外出を禁じているものの、それを破って都内に遊びに出かけたという。「罰則規定があるわけではないですが、斎藤はリハビリのために二軍にいたのだから、遊びに行くなど言語道断。斎藤が出かける際は、早稲田実業の後輩が運転する車を呼ぶパターンが多い。ダルビッシュはその事実を知って、憤慨していたと聞きます」と明かしている。

その他にも、試合後はたいてい観戦にきている両親と食事に出かけるなど、特に親しい選手もいないという斎藤だが、ダルビッシュが斎藤を遠ざける最たる理由については、スポーツ紙デスクが「一番の理由は、ダルビッシュが斎藤の実力をまったく認めていないことでしょう」と断言し、「ある球団幹部も『6勝ぐらいしてくれりゃいいかな』と漏らしたほどで、潜在能力をあまり評価していない。斎藤の球宴出場が決まった際にマー君の口から思わず、『えっ、選ばれたんですか!?』と本音が出たのも当然でしょう。日本ハムからは9勝のウルフ(30)、8勝のケッペル(29)を差し置いて、わずか3勝の斎藤が出場するわけですから」と語る。球宴後は、最もファンを盛り上げた選手に贈られる賞として、副賞の新車をゲットしている斎藤。同誌によれば、この賞もまた斎藤がよほど打たれない限り、ほぼ受賞が確定的であり、出来レースだったという。こうした周囲の待遇も選手間の不協和音を増長させているのだろう。

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