北京市豊台区の1歳の女児が21日、露天商が販売していたニワトリの唐揚げを食べて死亡した。唐揚げには許容量を超えた工業用の亜硝酸塩が使用されていたと見られ、現地警察はすでに露店主を拘束し、調査を進めている。鳳凰網が報じた。

 報道によると、女児は父親が道ばたで購入した唐揚げを食べてからわずか30分後には、唇(くちびる)がむらさき色に変色し、全身が震えだした。病院へ搬送中、口から泡を吐き、女児は病院に到着1時間後に死亡した。

 医師によると、女児は許容量を超えた亜硝酸塩中毒で死亡し、同じ唐揚げを食べた家族2名は嘔吐(おうと)にとどまったという。

 中国では違法添加物による事件が相次いでおり、中国政府は事件撲滅のために、ホームページ上で違法添加物151種を公表している。違反した者は刑事責任を問われ、死刑判決を下されることもある。(編集担当:及川源十郎)



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