東京国際映画祭で、中国側は「すべての活動をボイコットする」ことを決めた。23日に開幕式終了後の「グリーン・カーペットで、台湾の代表団が「台湾」の名称を使うことに抗議した。

 スポーツ競技会などでは、中国大陸側・台湾側双方の了解を踏まえて、「台湾」の名称を使わず、「中華台北(チャイニーズ・タイペイ)」などとする場合が多い。サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が発表したアンケートでは、東京国際映画祭が「台湾」の名称を認めたことは、日本側による挑発だとの考えを示す人が最も多い。(25日午後1時現在)。

 「日本の右翼が中国を台湾の分裂を狙った、反中国の挑発だ」の選択肢を、回答者の61.43%が選択した。「そうは思わない」は13.93%、「よく分からない」は24.64%。

 中国の代表団が同映画祭をボイコットしたことについて「当然だ」は57.86%、「ボイコットすべきでなかった」は20.00%。

 台湾側の団長による「政治と芸術は分けて考えるべきだ」との中国大陸側への批判については、「賛成」が22.86%、「反対」が57.86%。(編集担当:如月隼人)



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