フランス代表のレイモン・ドメネク監督が椎間板ヘルニアに苦しんでいる。7日付のレキップ紙が報じた。

 このためドメネク監督は、5日のプレミアリーグ、マンチェスター・シティ対トッテナム戦の視察にイングランドを訪れる予定だったが、直前にキャンセルした。

 お目当てのパトリック・ヴィエラ(マンC)は途中出場で40分間プレーしただけだったが、トッテナムの右サイドバックとしてフル出場したユーネス・カブールにとっては、決勝点をアシストするなど勝利に大きく貢献しただけに、代表の指揮官にじかに見てもらえなかったのを残念がっていることだろう。

 フランス代表のW杯メンバー発表は4日後。ドメネク監督が痛みと戦いながらメンバー選定の詰めに入っているようすが想像できるが、主力のケガ、不振に加えてスキャンダル(リベリ、ベンゼマの未成年買春疑惑)までが重なる状況で、痛いのは腰ばかりではなさそうだ。