大筋でインテルの異議は却下されることになった。インテル対サンプドリア戦での問題から、インテルに科せられた処分への異議について、インテルが笑うことはなかった。ジョゼ・モウリーニョ監督に対する3試合のベンチ入り禁止処分は変わらず、MFエステバン・カンビアッソの2試合出場停止もそのまま。唯一、MFサリー・ムンタリに対する2試合の出場停止だけが、1試合に軽減された。

モウリーニョ監督は「試合中に何度も主審にあからさまな態度で抗議」し、特に手錠をかけるようなジェスチャーをしたこと、さらに「ハーフタイムに主審と副審に侮蔑的な言葉」を言ったことなどから、ベンチ入り禁止を言い渡された。一方、ムンタリは審判団への暴言により、カンビアッソはハーフタイムにドレッシングルームへ続くトンネルの中で、サンプドリアの選手を殴ろうとしたことから、出場停止が科されている。

また、インテルは28日にウディネーゼ戦を控えているが、27日の記者会見は行わないと発表した。通常は試合前日に記者会見を行うが、モウリーニョ監督がベンチ入り禁止であることから、会見はキャンセルになった。前回、モウリーニョ監督がベンチ入り禁止だった際は、ベッペ・バレージ助監督が代わりに記者会見へ応じていた。