芸能サイト「TMZ」がジャクソンさんの死亡を速報した

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   人気歌手のマイケル・ジャクソンさん(50)が、自宅で突然の死をとげた。米国を初めとする世界中のメディアがこのニュースに大騒ぎだが、現段階では、死因については「心不全」ということしか分かっていない、それでも、広報担当者が薬物による影響を示唆するなど、すでに様々な憶測が広がっている。

リハーサルで骨折し、処方薬を服用していた

   米ロサンゼルスの病院でジャクソンさんの死亡が確認されたのは、現地時間で2009年6月25日14時26分(日本時間同26日6時26分。以下はすべて日本時間)。この前後から、報道合戦が始まり、加熱の一途をたどっている。

   死去からわずか22分後の6時48分には、地元紙のロサンゼルス・タイムズが、ジャクソンさんが病院に搬送されたことを速報。直後に、芸能サイト「TMZ」がジャクソンさんの死去を報じた。10時過ぎには兄のジャーメイン・ジャクソンさんが病院で会見し、死去を正式に発表した。会見では、事前報道どおり、死因は心不全だとしながらも、その原因については「司法解剖の結果までは分からない」とした。

   そんな中、米メディアの注目は、ジャクソンさんの死因に集まっている。現段階で有力視されているのが「薬物の過剰摂取」説だ。ジャクソンさんのスポークスマンで弁護士のブライアン・オックスマンさんは、CNNに対して

「家族は死因について知らされていないし、そのことについて話せる状態ではない」

としながらも、7月にロンドンで予定されていたコンサートに向けたリハーサルで骨折し、処方薬を服用していたことを明かし、

「彼の服薬状況からすると、これ(急死)は必ずしも想定外ではなかった」

とまで述べた。

家族に「彼は薬の飲み過ぎだ」と伝えていた

   さらにオックスマンさんは、CBSに対しては、さらに語気を強め、

「私は家族に対して、処方薬の服用と、取り巻きが服用を手助けしていることを警告してきました。彼が飲んでいた薬の量や、ここ数週間のジャクソンさんの状態については分かりません。ただ、家族に対しては、ここ数年間、『彼は薬の飲み過ぎだ』と伝えていました」

と、長年にわたる薬物の服用が背景にあるとの見方を強く示唆した。

   ジャクソンさんをめぐっては、これまでに様々な健康問題が指摘されており、93年には、薬物依存が原因で、コンサートツアーを短縮したこともある。

   また、今回の急死については、ストレスが背景にあると見方もある。例えばジャクソンさんの友人でもあった、自称超能力者のユリ・ゲラーさんは、英スカイニュースに対して、

「どの医者も言うことだが、ストレスが人を殺すこともある」

と、ジャクソンさんが背負っていた重圧が死をもたらしたのではないかとの見方を示している。

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