22日&23日、プロ野球交流戦で注目を集めた巨人×楽天の2連戦は、巨人が2勝を挙げ、力の差をみせつける格好となった。

24日のTBS系列「S☆1Jスポ」は、そんな巨人戦を終えた、東北楽天ゴールデンイーグルス・野村克也監督を直撃した。試合を振り返った野村監督は「巨人、強い。好球必打っていう言葉があるでしょ。好きな球を必ず打ち返すという。うちの打線が点を取れないのはね。ずっと見ているんですけど、難球必凡。難しい球ばっかり打たされて、みんな凡打してるのね」と早くもボヤキ節でまくし立てた。

それでも、巨人軍に対しては、「巨人の打線ってのは、確かに凄い。まさに好球必打ですよ」と絶賛。チームを攻守で支えるキーマン=坂本勇人に至っては、「やっぱり彼は素晴らしい若者だね。バッティングもセンスをいいものを持っていますけど、もっと凄いのは守備。ショートでね、バッティングがきくっていうのは、これはチームにとっては大変な戦力ですよ」と最大級の賛辞を送るのだった。

また、2週間後に再び巨人戦を控える楽天だが、「ただ一つ。今、中6日も休むからね。先発ピッチャー。これがムカついてしょうがないんだけど。マー君がこのままいくと巨人に当たらないから。それをどうするか?」と悩みを明かした野村監督は、「マー君クラスがいかないと巨人は抑えられない。(その他のピッチャーを)1イニングずつ9人使おうかな」と冗談交じりに、「言い訳ばっかりの悪いインタビューになって、マイナス思考の監督さんですから、勘弁して下さい」と笑った。