28日に行われたプレミアリーグの試合で、首位のリヴァプールがニューカッスルに5−1と大勝、一方2位のチェルシーは土壇場でフラムに追いつかれ2−2のドロー。両者の差は3ポイントに開いた。

 アウェイのリヴァプールはジェラードが2ゴール1アシストの活躍でニューカッスルを粉砕、2日前のボルトン戦に続く快勝で、20試合を終えて勝ち点を45に伸ばした。
 この日もベニーテス監督はスタンド観戦だったため、ベンチで指揮を執ったサミー・リー・コーチは試合後、「非常に集中したやる気も満々の選手たちが揃った。そして全員が労力を惜しまず、向上に努めている姿がすばらしい。これこそ監督やコーチが選手に求めたいものなのだ」と満足げに話した。

 チェルシーはフラムとのロンドンダービーで、先制点を許すが、ランパードの2ゴールで終盤まで2−1とリード。しかし、勝利も目前となった終了1分前、ホームのフラムはデンプシーがこの日2点目を決めた。これでフラムは9試合負けなし。
 一方、ホームに元主将トニー・アダムス監督に率いられたポーツマスを迎えたアーセナルは終了9分前に、ギャラスがヘディングでこの試合唯一のゴールを決めて、1−0で勝利した。

 また、最下位のウェストブロムはトッテナムに2−0で勝利、19位のブラックバーンはマンチェスター・シティと2−2のドローで、共に勝ち点を18に伸ばした。これで残留ラインまでは2ポイント、13位のマンチェスター・シティまでは4ポイントと、下位争いはますます熾烈になってきた。
 ウィガンはボルトンに1−0、エヴァトンはサンダーランドに3−0といずれもアウェイ勝利を上げ、ウェストハムはストークに2−1で逆転勝ちし、7試合ぶりのホームゲーム白星となった。