「プライバシーの侵害」「住宅地まで載せる必要があるのか」「ストーカー気分が味わえ、危険」…地図情報の利用に関するアンケートが実施された。やはりgoogleマップのストリートビューには厳しい意見が相次いだ。


有限会社ヴァンサンクは地図情報の利用に関するアンケートを実施した。アンケートは本年9月にヴァンサンクのWEBサイトにて行われ、全国の男女計4773名から回答を得た。

まず「最もよく利用する地図情報検索サイト」についてたずねたところ、ほぼ4割にあたる39.3%の人がYahoo!地図と回答した。次いでGoogleマップが28.0%、マピオンが9.2%という結果になった。

Yahoo!地図とGoogleマップを比較してみると、Yahoo!地図は若者や女性の利用が多く、一方Googleマップは中年男性の利用率が高いことがわかった。

また、特筆すべき点として、NAVITIMEを最もよく利用すると回答した人は、全体では2.8%とごく僅かであったが、学生では7.4%が利用していることがわかった。

次に、「地図情報で何かを探すとき、何種類の地図情報検索サイトで探しますか?」という質問に対しては、1種類という回答が最も多く51.3%となったが、一方で2種類が40.3%、3種類以上が8.4%となり、全体の半数弱の人が、複数の地図情報を使って情報を探していることがわかった。また、年齢が高くなるほど、複数の地図情報を利用して探す傾向が見られた。

30代後半の男性会社員は、「何丁目単位の区画境界を知りたい時はマピオン、衛星写真やストリートビューを見たい時はGoogle、そして車でのルート検索をしたい時はgoo地図を使う。必要に応じて使い分ける」と話している。それぞれのサイトの特長を踏まえた上で機能ごとに使い分けている人も多いようだ。

そして、「地図情報検索サイトや地図情報について」自由に意見を出してもらったところ、Googleストリートビューに関する意見が多く寄せられた。やはり賛否両論あり、「すごい機能」と感じつつも、「プライバシーが心配」という声が多く見られた。

このほか、地図情報サイトの使い勝手として、「拡大縮小がしにくい」「文字が小さい」「都市部以外の地図が充実していない」「表示が遅い」といった意見が寄せられた。地図サイト各社には今後こうした点の改善も期待したい。

調査結果の詳細は下記URLより見ることができる。

参照:http://www.value-press.com/pressrelease.php?article_id=31233

(編集部 鈴木亮介)

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