ゲームが事件に関係していると思う25%、関係していると思わない75%
　livedoor 世論調査では「あなたは凶悪犯罪の発生にゲームが関係していると思いますか？」というテーマで世論調査を行いました。

　その結果25%の人がゲームと事件が関係していると思う、75%の人が思わないという回答をよせてくれました。

事件発生から逮捕からみる背景

　茨城県土浦市のJR常磐線荒川沖駅構内で2008年3月23日午前11時過ぎに、包丁とサバイバルナイフを持った男が次々に通行人に切りつけ、1人が死亡、警官を含む7人が重軽傷を負うという事件が発生しました。
　
　知人の証言などによれば、金川容疑者は引きこもりの傾向があり、趣味はゲーム。県警は3月23日の会見で、「秋葉原に行ったのは夕べ、頭を刈りに行ったのも秋葉原です」「犯行後も秋葉原に行っているような話をしておりますが、確認中です」「秋葉原に泊まったというだけしか、聞いておりませんので」などと述べており、金川容疑者が秋葉原を中心に動き、拠点にしていた可能性が高そうだということです。
　
　更に金川容疑者はかなりのゲーム好きとして知られていたようで、2003年に秋葉原で行われた全国規模のゲーム大会で準優勝した実績を持っていたようです。

ゲームとの因果関係があるなら、大半の人が犯罪者？
　まずは4分の3を占めた犯罪とゲームに関係がないという人の意見を見てみましょう。主な意見は「関係が有るならもっと大量発生してるのでは？」といったものです。ゲームをしている人は沢山いるのにゲームのせいにしても意味が無いのではといった声が多く見受けられました。「ニュースがあたかもそう思わせるような報道をしているのも悪い」といったマスコミによる印象操作といったメディア批判の声もありました。また複合的な要因があるはずなのにゲームだけが悪いというのはふざけているといったようにゲームのみに因果関係を求めることへの不満もありました。

「残虐行為を煽るゲームは規制すべき」の声も
　一方でゲームが犯罪に関係していると回答した人の意見では「社会経験も浅く、思考未熟な小・中学生達などに残虐なゲームをやらせてしまうのは本当に怖い気がします」「（ゲームが）なかったころ、インベーダーゲームだったころとはやはり違う」といったような意見やゲームの氾濫によって家に引きこもったりして人間的なやりとりが減ったというようなことはやはり関係しているのではといった意見がありました。

まだゲームの影響説を言い切ることはできないか
　凶悪犯罪の発生にゲームが関係してると思う人の意見、思わない人の意見を見てきましたがどちらかに投票した人でも完全にその意見だと言う人が少なかったように思います。関係しているという人でも関係していないという人でも「複数ある原因のひとつ」といったように中々これが絶対的な原因だと言い切ることは難しいようです。

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