鷲宮神社で買った絵馬とお守り。絵馬は1000円で売ってました。この他にも星形や縦長の絵馬もあります。

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「関東最古の大社」として知られる鷲宮神社は、最近『らき☆すた』の聖地(※1)として取り上げられることが多くなっています。地元では『らき☆すた』出演声優が参加するイベントが開催されて大盛況だったり、キャラクターグッズが販売されれば即日完売するなど、経済的にも貢献している様子。そんな鷲宮神社ですが、元旦ともなれば『らき☆すた』とは無縁な一般の参拝者が大勢訪れることは必至です。
(※1)『らき☆すた』の聖地:『らき☆すた』は、オタクな女子高生・泉こなたとその仲間達の日常を描いた4コマ漫画。2007年にアニメ化され、主題歌『もってけ!セーラーふく』はオリコン週間最高順位2位を記録し、DVDもヒットした。鷲宮神社は、登場人物の柊姉妹の実家「鷹宮神社」のモデル(アニメ版)となったことで知られる。

今回は、アキバ系と一般人が渾然一体となるであろう元日の"聖地"の様子を調査してみることにしました。

■いざ鷲宮神社へ
鷲宮神社は埼玉県北葛飾郡鷲宮町にある大社(大きい神社)です。東京在住の私は電車で向かうことにしました。まずは山手線で「上野」に向かい、宇都宮線(東北本線)に乗り換えて「久喜(くき)」へ。さらにそこから東武伊勢佐木線で「鷲宮(わしのみや)」を目指します。所要時間は「上野」>(快速で約41分)>「久喜」>(各駅で約4分)>「鷲宮」という感じ。乗り継ぎ時間も入れて上野から鷲宮町まで約1時間程度でした。

■鷲宮駅に到着:15時45分
鷲宮駅の改札を出ると「初詣 鷲宮神社」という張り紙を発見。張り紙に書かれた矢印の指示に従って歩けばいいようです。駅を出て見渡す鷲宮町は、絵に描いたような地方の田舎町。閑散としていて人影もまばらです。「『らき☆すた』効果で正月三が日の初詣は13万人の参拝者が予想される」との報道がありましたが、そんな賑やかな気配は全く感じません。若干不安になりながら、ともかく鷲宮神社に向かいます。
駅から約5分ほど歩くと初詣対策の交通整理を発見。ここまでの道中ですれ違った人の合計は6人くらいでした……。げええっ、なんという行列。「最後尾」の看板が目の毒です。鳥居までの距離を確認した時点で一度撤退を決意した次第。


■鷲宮神社の行列を発見:15時54分
さすがは元日です。鷲宮神社には初詣の長い行列ができていました。一体どれだけ待てば参拝することができるのか途方に暮れてしまいます。当日は体調があまりよくなく、無理すると完全に寝込んでしまいそうなので、一度引き返して出直すことにしました。正月に営業する店も結構あり、"らき☆すたグッズ"も販売されるという情報もありましたが、自分が見た範囲ではほとんどシャッターは降りていました。

■鷲宮神社でお参り:18時59分
18時過ぎに出直してみると、道路に並んでいた行列はなくなっていました。これならすぐにお参りできると思い神社に向かうと、鳥居の横の駐車場に行列を発見。どうやら多少は並ばないといけないようです。50分ほど並んでようやく参拝できました。
行列に並びながら境内を撮影。神殿まではもう少し距離があります。屋台から漂う美味そうな臭いがたまりません。ようやく神殿が見えてきました。参拝者は家族連れや友達同士など、地元の方の比率が圧倒的に高かったようです。

もうすぐ賽銭箱です。ここまで結構時間がかかったので、景気づけにお札を入れて参拝してみました(額は内緒)。賽銭箱の横には巫女さんと福の神がスタンバイ。巫女さんからは開運の5円玉をもらい、福の神は小槌を振ってくれました。


■噂の絵馬チェック:19時4分
お参りの後、売店で"らき☆すたグッズ"を探してみましたが、全然見当たりません。普通のお守りは色々売っていたのですが、既に売り切れだったのでしょうか?(詳細は不明)。気を取り直して、鷲宮神社のお守りを購入後、絵馬が奉納されているポイントへ移動。
本来の目的である「おしごとがうまくいきますよーに」という願い事が控えめに書かれてある絵馬。絵がお上手です。世界平和を願う初音ミクを発見。こういう絵馬がたくさん掛かっているので、不思議と違和感がないのがすごい。

学業成就をみゆきさんの絵と共に願掛けというのは、結構な本気を感じます。沖縄から来た方の絵馬も確認(お疲れ様です)。同人誌即売会の成功を願う絵馬。この柊かがみ&柊つかさオンリーイベントは、1月6日に川崎市で開催される模様。