【カオス通信】超絶に必見!秋の新『ガンダム』『ハニー』『カイジ』+αの過激解説
いよいよ秋です。10月です。新番組の季節です。今期のアニメや特撮は、結構多様なラインアップですので、要注目なのです。まあ、相変わらず萌えアニメとかは多いんですが。個人的には、ヲタ狙いの作品は完全に食傷気味なので、今期はスルーしようと思っております(一応録画はしますが)。萌えは永久に不滅ですが、そればかり強調されても困りますよね。ということで、萌え系以外の作品を中心に、今期オススメの3作品+αを紹介していきたいと思います。
※特番で遅れる可能性あり。
・公式サイト:http://www.ntv.co.jp/kaiji/
福本伸行原作アニメ第2弾がいよいよ始まります。前作『闘牌伝説アカギ』は、深夜アニメとしては異例の高視聴率を叩き出し、業界内外で高い評価を受けた傑作でした。その『アカギ』のスタッフが再集結して『カイジ』を制作するというのですから、これは期待せざるを得ません。細かく言うとキャラクターデザインが変わっていますが、担当の高田晴仁は『アカギ』で作画監督を務めていた人物なので、まあ大丈夫でしょう。
プロデューサーは「逆萌え」と「完全ストロングスタイル」をキーワードに挙げ、氾濫する萌えアニメに真っ向勝負を挑むと宣言。主人公・カイジの声は俳優の萩原聖人が演じます。クールなアカギの声を演じていた萩原聖人が、基本がダメ人間のカイジをどう演じるかにも注目したいところ。ちなみにナレーションは『新世紀エヴァンゲリオン』碇ゲンドウ役で有名な立木文彦(激燃え!)。その他キャストの名前を見る限り『アカギ』と同様、女性キャラは出てくる気配がありません。いや全然いいんですけどね(むしろ歓迎)。
物凄く面白そうなんですが、某アニメ専門誌では、タテ10cm×ヨコ10cm程度のスペースで申し訳程度に紹介されるという不遇っぷりを発揮。『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』は10P、『ガンダムOO』は8Pに渡って掲載されているというのに……。あまりの格差に絶望した! 巻頭で特集を組んでとか無茶は言いませんが、見開き2ページでバーンと載せるくらいは、正直やって欲しかったです。編集部員も本音ではそう思っている人が、少なからずいると思うんですけどねえ……(希望的観測)。まあ、雑誌は大人の事情の吹き溜まりですし、他誌も事情は似たようなものなので、仕方ないといえばそれまでなんですが(泣)。
・公式サイト:http://ani.tv/honey-thelive
カイジの裏番組キタコレ。制作は、ハイクオリティなSFX&アクションシーンで視聴者を釘付けにした深夜特撮『牙狼-GARO-』のスタッフが担当。ハニー役はグラドルの原幹恵が起用されています。『キューティーハニー』はアクションが見所なだけに、まず気になるのは出演者の殺陣の仕上がりです。主役の原幹恵は、撮影の2ヵ月前から練習を積んで頑張ったようですが、実際どれだけ動けるんでしょうか(ちょっと心配です)。まあ激しい部分は、本職の吹き替えアクション女優さんがなんとかしてくれるでしょう。
この作品では、ホームレス役のなぎら健壱に注目しています。ハニーの理解者として、登場するようなんですが、ねじりハチマキに黒のサングラスが実にいい味を出しまくり。あとはやはりハニーの七変化でしょうか。いくつか公開されている写真を見ると、ナース、女博徒、キャバクラ嬢という感じで、見事なまでに正義の味方オーラが皆無であります。このB級な感じ、深夜のテレビ東京臭がたまりません。
脚本が井上敏樹という点も見逃せません。井上敏樹といえば、『ギャラクシーエンジェル(アニメ)』『仮面ライダー555(特撮)』を書いた、ギャグもシリアスも書けるベテラン脚本家。時に暴走して視聴者を置いてけぼりにすることでも知られています。彼がハニーというキャラクターをどのように料理するのか、期待が膨らんだり心配が募ってみたり。とにかく面白くなる可能性は十分秘めているので、第1話は必見です。
・公式サイト:http://www.gundam00.net/
ガンダムの新作なので、これ外せないでしょう。最初第一報を聞いた時には「イケメン4人がガンダムを操る腐女子向けアニメ」と思ったものでしたが、徐々に認識が変わってきました。冷静にスタッフを見てみると、監督:水島精二、シリーズ構成:黒田洋介、音楽:川井憲次と、なかなか豪華な面子が揃っています。水島精二は『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』を手掛けた名監督、脚本の黒田洋介は『ハチミツとクローバー』『おおきく振りかぶって』などで知られ、音楽の川井憲次は『機動警察パトレイバー the Movie』『YAT安心!宇宙旅行』などを担当しています。これだけのスタッフが揃ったとなれば、例え素材がガンダムでなくても観ないわけにはいきません。
惜しむらくはキャラデザの弱さでしょうか。戦争がテーマのガンダム世界において、高河ゆんの細い線はどうしても物足りなく感じてしまいます。慣れてくるのかもしれませんが、なんというか「場違い感」があるんですよね。初代みたいに、ドズル・ザビとかランバ・ラルとか、体中から男性ホルモンが吹き出しているようなキャラが出てこその「戦争モノ」だと思うんですが。戦争といえば、設定協力に軍事評論家の岡部いさくの名前もあります(アニメ制作に協力的な人物としても有名)。
まあ、見た目はこの際どうでもいいです。ガンダムのデザインもあんなもんでしょう。肝心なのは、数々の設定が物語を動かす装置として機能するかどうかです。そこは監督以下スタッフの頑張りでどうにでもなる部分ですので、ここは期待してシリーズの行方を見守ろうと思います。話が面白ければいいんです。萌え絵なんて飾りです!
★その他、いろんな意味で気になる番組も少しご紹介してみます。
■『逆境無頼カイジ』(アニメ)
・放映開始日時:10月2日(火)24時59分 ※日本テレビ※特番で遅れる可能性あり。
・公式サイト:http://www.ntv.co.jp/kaiji/
福本伸行原作アニメ第2弾がいよいよ始まります。前作『闘牌伝説アカギ』は、深夜アニメとしては異例の高視聴率を叩き出し、業界内外で高い評価を受けた傑作でした。その『アカギ』のスタッフが再集結して『カイジ』を制作するというのですから、これは期待せざるを得ません。細かく言うとキャラクターデザインが変わっていますが、担当の高田晴仁は『アカギ』で作画監督を務めていた人物なので、まあ大丈夫でしょう。
プロデューサーは「逆萌え」と「完全ストロングスタイル」をキーワードに挙げ、氾濫する萌えアニメに真っ向勝負を挑むと宣言。主人公・カイジの声は俳優の萩原聖人が演じます。クールなアカギの声を演じていた萩原聖人が、基本がダメ人間のカイジをどう演じるかにも注目したいところ。ちなみにナレーションは『新世紀エヴァンゲリオン』碇ゲンドウ役で有名な立木文彦(激燃え!)。その他キャストの名前を見る限り『アカギ』と同様、女性キャラは出てくる気配がありません。いや全然いいんですけどね(むしろ歓迎)。
物凄く面白そうなんですが、某アニメ専門誌では、タテ10cm×ヨコ10cm程度のスペースで申し訳程度に紹介されるという不遇っぷりを発揮。『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』は10P、『ガンダムOO』は8Pに渡って掲載されているというのに……。あまりの格差に絶望した! 巻頭で特集を組んでとか無茶は言いませんが、見開き2ページでバーンと載せるくらいは、正直やって欲しかったです。編集部員も本音ではそう思っている人が、少なからずいると思うんですけどねえ……(希望的観測)。まあ、雑誌は大人の事情の吹き溜まりですし、他誌も事情は似たようなものなので、仕方ないといえばそれまでなんですが(泣)。
■『キューティーハニー THE LIVE』(実写)
・放映開始日時:10月2日(火)25時00分 ※テレビ東京・公式サイト:http://ani.tv/honey-thelive
カイジの裏番組キタコレ。制作は、ハイクオリティなSFX&アクションシーンで視聴者を釘付けにした深夜特撮『牙狼-GARO-』のスタッフが担当。ハニー役はグラドルの原幹恵が起用されています。『キューティーハニー』はアクションが見所なだけに、まず気になるのは出演者の殺陣の仕上がりです。主役の原幹恵は、撮影の2ヵ月前から練習を積んで頑張ったようですが、実際どれだけ動けるんでしょうか(ちょっと心配です)。まあ激しい部分は、本職の吹き替えアクション女優さんがなんとかしてくれるでしょう。
この作品では、ホームレス役のなぎら健壱に注目しています。ハニーの理解者として、登場するようなんですが、ねじりハチマキに黒のサングラスが実にいい味を出しまくり。あとはやはりハニーの七変化でしょうか。いくつか公開されている写真を見ると、ナース、女博徒、キャバクラ嬢という感じで、見事なまでに正義の味方オーラが皆無であります。このB級な感じ、深夜のテレビ東京臭がたまりません。
脚本が井上敏樹という点も見逃せません。井上敏樹といえば、『ギャラクシーエンジェル(アニメ)』『仮面ライダー555(特撮)』を書いた、ギャグもシリアスも書けるベテラン脚本家。時に暴走して視聴者を置いてけぼりにすることでも知られています。彼がハニーというキャラクターをどのように料理するのか、期待が膨らんだり心配が募ってみたり。とにかく面白くなる可能性は十分秘めているので、第1話は必見です。
■『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』(アニメ)
・放映開始日時:10月6日(土)18時 ※TBS・公式サイト:http://www.gundam00.net/
『ガンダムOO(ダブルオー)』の主役モビルスーツ4機が掲載のホビー誌。TVアニメ放映に合わせてバンダイは着々とプラモの用意を進めております。彩色済み食玩フィギュアとかガシャポン用フィギュアとかも売る気満々。 |
ガンダムの新作なので、これ外せないでしょう。最初第一報を聞いた時には「イケメン4人がガンダムを操る腐女子向けアニメ」と思ったものでしたが、徐々に認識が変わってきました。冷静にスタッフを見てみると、監督:水島精二、シリーズ構成:黒田洋介、音楽:川井憲次と、なかなか豪華な面子が揃っています。水島精二は『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』を手掛けた名監督、脚本の黒田洋介は『ハチミツとクローバー』『おおきく振りかぶって』などで知られ、音楽の川井憲次は『機動警察パトレイバー the Movie』『YAT安心!宇宙旅行』などを担当しています。これだけのスタッフが揃ったとなれば、例え素材がガンダムでなくても観ないわけにはいきません。
惜しむらくはキャラデザの弱さでしょうか。戦争がテーマのガンダム世界において、高河ゆんの細い線はどうしても物足りなく感じてしまいます。慣れてくるのかもしれませんが、なんというか「場違い感」があるんですよね。初代みたいに、ドズル・ザビとかランバ・ラルとか、体中から男性ホルモンが吹き出しているようなキャラが出てこその「戦争モノ」だと思うんですが。戦争といえば、設定協力に軍事評論家の岡部いさくの名前もあります(アニメ制作に協力的な人物としても有名)。
まあ、見た目はこの際どうでもいいです。ガンダムのデザインもあんなもんでしょう。肝心なのは、数々の設定が物語を動かす装置として機能するかどうかです。そこは監督以下スタッフの頑張りでどうにでもなる部分ですので、ここは期待してシリーズの行方を見守ろうと思います。話が面白ければいいんです。萌え絵なんて飾りです!
★その他、いろんな意味で気になる番組も少しご紹介してみます。