1月31日をもって幕を閉じた冬季移籍市場。2月1日付のガゼッタ・デッロ・スポルト紙は各クラブの戦力補強度を採点している。各クラブの採点は以下の通りとなった。

7.5=ACミラン
7  =キエーボ、リボルノ、パレルモ、ASローマ
6.5=アスコリ、フィオレンティーナ、インテル、ラツィオ、メッシーナ、パルマ、レッジーナ、シエナ
6  =アタランタ、カリアリ、カターニャ、エンポリ、サンプドリア、ウディネーゼ
5.5=トリノ

怪物ロナウド(レアル・マドリー)、伊代表SBオッド(ラツィオ)、代表召集経験のあるGKストラーリ(メッシーナ)、若手有望株DFグリミ(ラシン・アベランダ)を獲得し、弱点補強に成功したACミランが文句なしの最高点。またFWボグダニ(シエナ)を獲得したキエーボ、移籍市場最終日に司令塔フィオーレ(トリノ)の一本釣りに成功したリボルノも高評価されている。出場機会減によりストレスの溜まっていたベテランFWモンテッラをフルハムに放出、代わりにセリエA復帰でモチベーション溢れるFWタバノ(バレンシア)を獲得するなどチームの活性化に成功したASローマ。夏に超大型補強を展開したインテルだが、冬は静かに終わっている。

優勝、欧州CL出場権獲得、UEFA杯出場権獲得、そしてA残留・・・。各クラブそれぞれ目標は違うが、冬季移籍市場での補強が今後の展開を左右することは間違いない。

佐藤 貴洋