ドコモ新ホームアプリ「LIVE UX」を実機で確認
NTTドコモは、Androidスマホ向けに提供している「docomo LIVE UX」(以下、LIVE UX)をリニューアルして提供開始します。新バージョンのdocomo LIVE UXは2019年夏モデル以降の機種と一部の旧機種に搭載されます。

対応機種一覧は下のとおりです。

ドコモ発表会場で担当者に今までのLIVE UXと比べてどこが違うのかを聞いてみたので、レポートします。新しいLIVE UXでは大きく2つの機能が追加されています。

1つ目は初回起動時に利用者が必要とするアプリのみを簡単にホーム画面へ追加できるようになっている点。


▲左がXperia XZ3で旧LIVE UXを表示した様子、右がXperia 1で新LIVE UXを表示した様子

旧LIVE UXでは使わないアプリまで無理やりホーム画面に表示されていました。一方の新LIVE UXでは、任意のアプリのみホーム画面に表示可能。ただし、Amazonやローソンなどの他社アプリはホーム画面上で非表示できません。

2つ目は、ホーム画面を右方向にフリックすることで、AIエージェント「my daiz」を簡単に呼び出せるようになっている点です。


▲左が旧LIVE UXの画面、右が新LIVE UXの画面

天気やニュースなどmy daizで配信される情報をカード形式で一覧表示します。このあたりは、ホーム画面から同じく右にスワイプすると欲しい情報が良きタイミングで表示される「Google Now」に近い印象です。

Goole NowはAndroid 4.1以降を搭載する端末で使えますが、ドコモの新LIVE UXはあくまでドコモの最新端末が中心に対応します。


▲新LIVE UXの画面ではdポイントが常に表示

一方で新LIVE UXにはドコモユーザーならではのメリットも多くあります。カード形式で一覧表示するメニューには画面右上にdポイント残高が常に表示されるので、dポイントアプリをその都度起動する手間が省けそうです。


▲新LIVE UXの画面ではmy daizのキャラも常に表示

左にはmy daizでお馴染みの豆腐似のキャラクターアイコンが常に表示されます。これをタップすると、天気やニュースの他にも周辺のレストランや予定などを音声で検索できます。

▲データ容量の残量も表示される


▲周辺のdポイント加盟店をリアルタイムで確認できる

また、位置情報サービスを使い、リアルタイムで周辺情報を表示する機能もあります。

新LIVE UXをこのタイミングで刷新する狙いについて担当者に聞くと、「以前から長期間にわたりLIVE UXを提供してきたが、お客様からは使いにくいという声もあり、満足度も下がっていました。夏モデルの端末と共にドコモのサービス全般を強化する狙いもあります」と回答しました。

なおドコモの新端末ラインナップには、画面が縦長のXperia 1や、片手でセンサーに触れると画面スクロールできるarrows Be3などもあるので、新LIVE UXとの相性も良いかもしれません。