フードコートの「呼び出しベル」がスマホ並みに? ショッピングを激変させそうな予感
飲食店やフードコードなどで、呼出ベル端末を使った人は多いだろう。
料理を注文した際、手渡されるモバイル端末だ。
料理ができるとベルが鳴るので、お客さんはできあがった料理を取りに行くまでの間、席でゆっくりくつろぐことができる。
たったひとつの端末で、お客さんは注文した料理ができるまでの時間を有効活用できるし、店舗スタッフは配膳作業を軽減することができる。
こうした呼出ベル端末に、大きな変化がおきていた。
■呼出ベル端末がメディアになる時代へ
ショッピングモールや高速道のSAなどにあるフードコートでは、注文した料理のできあがり知らせるのに「呼び出しベル」が使われている。
ただのベルにすぎなかった「呼び出しベル」は、「第2回 店舗販促 EXPO【春】」に出展していた株式会社ジオネクサス「EXtimer」によって、画期的な情報端末に生まれ変わろうとしている。
デジタルサイネージの機能も搭載する呼出ベル端末「EXtimer」
ジオネクサスの「EXtimer」は、まるでスマートフォンだ。
Android OSをベースにして開発されており、これまでの呼出ベル機能に加えて、デジタルサイネージの機能を搭載している。
EXtimerはすでに、大型商用施設などで実際に利用されている。
この「EXtimer」は、どのような使い方ができるのだろうか?
フードコードで注文した料理を待つ間や食事をする間、
「EXtimer」を使って、最寄りの
・映画館
・コスメショップ
・ゲームセンター
・カラオケボックス
などの施設やショップの紹介をチェックすることができる。
フードコートがある大型ショッピングモールなどでは、店舗数や施設も多くあるが、場所や内容をすべてチェックするのは難しい。特に、初めて訪れた場合はなおさらだ。
スマートフォンで調べることもできるが、ショッピングモール内の詳しい情報は探しきれないことも多い。
しかし、「EXtimer」を使えば、ショッピングモール内の店舗や施設の詳細を確認できる。
呼出ベル端末「EXtimer」のステーション
■EXtimerはショッピングを変える? パーソナルサイネージという存在
EXtimerは「パーソナルサイネージ」と呼んでもよいのかもしれない。
現在、街中には、ディスプレイに店舗の紹介や案内、広告を表示するデジタルサイネージが溢れている。こうしたデジタルサイネージは、新しい広告やPR手段として定着している。
しかしデジタルサイネージには、設置型のPR、広告であるため、
・歩いている人たちに気づかれない
・歩いている人たちが見逃してしまう
・ショッピングモールなどでは見てもらえない
などの課題もあった。
呼び出しベル機能をもつEXtimerであれば、
・料理を待っている間
・料理を食べる間
これらの時間で、自分のテーブルで施設の情報を確認することができるのだ。
料理待ちや食事の際に、施設の紹介やアンケート、クイズなども利用できる。
■ EXtimer は多言語にも対応可能、インバウンドにも有効!買い物応対もスムーズに対応する
EXtimerは、インバウンド対応でも効果があるという。
たとえば、大手量販店の免税品コーナーの場合、
店舗スタッフが商品を梱包している間に、
・英語をはじめとする多言語で店舗案内ができる
・おすすめの商品をPRすることができる
■EXtimerシリーズが持つ大きな可能性
フードコートでのEXtimer利用では、
店舗メニューに対応させれば、席に座ったまま注文できるため、
・受注業務の軽減
・接客業務の軽減
など業務を簡素化でき、負担を減らすことができる。
○店舗側メリット
・注文の手間が省ける
・レジ入力が不要
・スタッフの負荷軽減
○利用者側メリット
・席にいながら注文できる
・多言語でも利用できる
さらに本体のカメラを利用すれば、来客の性別や年齢など、データ分析もできるという。
来客からの注文が受けられる端末
このほかにもEXtimerは、
・待つ
・呼ぶ
これらの行動が発生する施設や店舗であれば、どこでも利用することができる。
・病院や銀行
・美容室
・携帯ショップ
・自動車ディーラー
こうした多くの場所で利用できる。
さらに携帯ショップでのアンケートでは、アンケート順番の通知。
美術館や博物館では
・展示品の映像
・展示費の解説
それらをBluetoothイヤホンで聴くこともできる。
■電子決算にもシステム対応予定! さらなる進化
EXtimerは、観光地をまわるレストランバスでも使われたこともあるという。
フルコース料理で、ドリンクだけ別オーダーというケースだ。
専用コインを購入してもらい、ビールなど各種ドリンクの注文と決済を行った。
専用コインでドリンクを注文する
さらに英語による観光ガイドとしても使用することができる。
英語による観光ガイド端末としても使用できる
様々なシーンで利用され始めている呼出ベル「EXtimer」だが、
次期モデルでは、
・スマートフォンを専用端末として「呼出ベル」化
・QRコード決済への対応
これらも検討されている。
既存のEXtimerは、接続可能範囲は100m以内だが、SIM搭載の次期モデルを使えば、ショッピングモールのどこにいてもさらに遠隔への呼び出しが可能になるだろう。
ITライフハック 関口哲司
料理を注文した際、手渡されるモバイル端末だ。
料理ができるとベルが鳴るので、お客さんはできあがった料理を取りに行くまでの間、席でゆっくりくつろぐことができる。
たったひとつの端末で、お客さんは注文した料理ができるまでの時間を有効活用できるし、店舗スタッフは配膳作業を軽減することができる。
こうした呼出ベル端末に、大きな変化がおきていた。
■呼出ベル端末がメディアになる時代へ
ショッピングモールや高速道のSAなどにあるフードコートでは、注文した料理のできあがり知らせるのに「呼び出しベル」が使われている。
ただのベルにすぎなかった「呼び出しベル」は、「第2回 店舗販促 EXPO【春】」に出展していた株式会社ジオネクサス「EXtimer」によって、画期的な情報端末に生まれ変わろうとしている。
デジタルサイネージの機能も搭載する呼出ベル端末「EXtimer」
ジオネクサスの「EXtimer」は、まるでスマートフォンだ。
Android OSをベースにして開発されており、これまでの呼出ベル機能に加えて、デジタルサイネージの機能を搭載している。
EXtimerはすでに、大型商用施設などで実際に利用されている。
この「EXtimer」は、どのような使い方ができるのだろうか?
フードコードで注文した料理を待つ間や食事をする間、
「EXtimer」を使って、最寄りの
・映画館
・コスメショップ
・ゲームセンター
・カラオケボックス
などの施設やショップの紹介をチェックすることができる。
フードコートがある大型ショッピングモールなどでは、店舗数や施設も多くあるが、場所や内容をすべてチェックするのは難しい。特に、初めて訪れた場合はなおさらだ。
スマートフォンで調べることもできるが、ショッピングモール内の詳しい情報は探しきれないことも多い。
しかし、「EXtimer」を使えば、ショッピングモール内の店舗や施設の詳細を確認できる。
呼出ベル端末「EXtimer」のステーション
■EXtimerはショッピングを変える? パーソナルサイネージという存在
EXtimerは「パーソナルサイネージ」と呼んでもよいのかもしれない。
現在、街中には、ディスプレイに店舗の紹介や案内、広告を表示するデジタルサイネージが溢れている。こうしたデジタルサイネージは、新しい広告やPR手段として定着している。
しかしデジタルサイネージには、設置型のPR、広告であるため、
・歩いている人たちに気づかれない
・歩いている人たちが見逃してしまう
・ショッピングモールなどでは見てもらえない
などの課題もあった。
呼び出しベル機能をもつEXtimerであれば、
・料理を待っている間
・料理を食べる間
これらの時間で、自分のテーブルで施設の情報を確認することができるのだ。
料理待ちや食事の際に、施設の紹介やアンケート、クイズなども利用できる。
■ EXtimer は多言語にも対応可能、インバウンドにも有効!買い物応対もスムーズに対応する
EXtimerは、インバウンド対応でも効果があるという。
たとえば、大手量販店の免税品コーナーの場合、
店舗スタッフが商品を梱包している間に、
・英語をはじめとする多言語で店舗案内ができる
・おすすめの商品をPRすることができる
■EXtimerシリーズが持つ大きな可能性
フードコートでのEXtimer利用では、
店舗メニューに対応させれば、席に座ったまま注文できるため、
・受注業務の軽減
・接客業務の軽減
など業務を簡素化でき、負担を減らすことができる。
○店舗側メリット
・注文の手間が省ける
・レジ入力が不要
・スタッフの負荷軽減
○利用者側メリット
・席にいながら注文できる
・多言語でも利用できる
さらに本体のカメラを利用すれば、来客の性別や年齢など、データ分析もできるという。
来客からの注文が受けられる端末
このほかにもEXtimerは、
・待つ
・呼ぶ
これらの行動が発生する施設や店舗であれば、どこでも利用することができる。
・病院や銀行
・美容室
・携帯ショップ
・自動車ディーラー
こうした多くの場所で利用できる。
さらに携帯ショップでのアンケートでは、アンケート順番の通知。
美術館や博物館では
・展示品の映像
・展示費の解説
それらをBluetoothイヤホンで聴くこともできる。
■電子決算にもシステム対応予定! さらなる進化
EXtimerは、観光地をまわるレストランバスでも使われたこともあるという。
フルコース料理で、ドリンクだけ別オーダーというケースだ。
専用コインを購入してもらい、ビールなど各種ドリンクの注文と決済を行った。
専用コインでドリンクを注文する
さらに英語による観光ガイドとしても使用することができる。
英語による観光ガイド端末としても使用できる
様々なシーンで利用され始めている呼出ベル「EXtimer」だが、
次期モデルでは、
・スマートフォンを専用端末として「呼出ベル」化
・QRコード決済への対応
これらも検討されている。
既存のEXtimerは、接続可能範囲は100m以内だが、SIM搭載の次期モデルを使えば、ショッピングモールのどこにいてもさらに遠隔への呼び出しが可能になるだろう。
ITライフハック 関口哲司