浜崎あゆみ&倖田來未が「嫌いな歌姫」ランキングで票を集めてしまったのはナゼ?
音楽以外で世を騒がせてきた
歌姫たちが、上位にランクイン!
心を振るわせる歌姫は、いつの時代にも必ず誕生します。“まさに女子の心を代弁している!”……といった具合に時代の寵児としてもてはやされますが、いつしか消えていき、歌い続ける姿に“イタさ”を感じてしまうケースもチラホラ。
一方で、永遠の歌姫として揺るがない地位を築く人もいます。その違いはなんなのかを探るため、ぶっちゃけ“嫌いな歌姫”を聞いてみました。(協力:アイリサーチ)
■正直嫌いな“歌姫”ランキングTOP20
(編集部が選んだ全22人から複数回答。1位3pt、2位2pt、3位1ptで算出)
1位 浜崎あゆみ(40)145pt
2位 倖田來未(35)121pt
3位 miwa(28)68pt
4位 May J.(30)53pt
5位 西野カナ(29)44pt
6位 加藤ミリヤ(30)40pt
7位 松田聖子(56)32pt
8位 UA(46)31pt
9位 絢香(30)25pt
9位 椎名林檎(39)25pt
11位 aiko(42)24pt
11位 大塚愛(36)24pt
13位 JUJU(42)17pt
14位 平原綾香(34)17pt
15位 倉木麻衣(36)14pt
16位 中島美嘉(35)11pt
17位 安室奈美恵(41)9pt
18位 Superfly(34)8pt
19位 宇多田ヒカル(35)5pt
20位 MISIA(40)1pt
1位は浜崎あゆみという結果になりました! 確かに近年はSNSでの炎上が話題になりがちですが、在りし日の姿との落差を思うと涙が出るような思いです。
また2位には倖田來未と、上位にはファンの層を含めて“やんちゃさ”を感じる面々が並んだ印象です。特定の人の熱烈な支持を集める反面、万人受けはしないということかもしれません。
1〜2世代前の歌姫のみならず、現役バリバリのmiwaが3位に付けています。「あざとい」という印象から同性の反感を買ってしまったようです。
不名誉なレッテルを貼られた彼女たちに対して、10pt以下だった安室奈美恵(9月16日引退)や、Superfly、宇多田ヒカル、MISIAなどは高い好感度を誇っていることがわかります。熱烈な固定ファンが多いことに加え、メディア露出が少ないため、好感度を崩す要因が少ないことも理由になるかもしれません。
しかし、安室奈美恵や宇多田ヒカルは離婚歴があるなど、メディアを騒がせた過去があります。好感度の低い上位を見ると、浜崎あゆみにも同じく離婚歴があり、倖田來未は結婚継続中で一見ネガティブ要素がありません。こんなことを見ると、歌姫の好感度は、ゴシップネタよりも本業である歌手業が上手くいっているかどうかに左右されるという見方ができそうですね。
「曲が嫌い」「若作り」
歌姫がアンチを作る理由って?
さてここからは、それぞれを選んだ人の理由を、嫌いなランキング上位の歌姫を中心に見ていきましょう。
【1位 浜崎あゆみ】
「昔を知っているだけにガッカリ。美しいうちに引退してれば良かったのに」(36歳・宮城県)
「あんまり声も出てなさそうなのに歌姫? 格好も痛々しく見えることがある。もうちょっと年相応な感じにしてもいいのになー」(34歳・神奈川県)
「今は少し痛々しい」(26歳・埼玉県)
「歌声がギリギリ」(39歳・千葉県)
【2位 倖田來未】
「よくある理由だと思うが、“羊水腐る発言”から嫌いになった。また彼女の話し方や雰囲気が関西の女性のイメージを悪くしている」(39歳・東京都)
「けばいから」(27歳・福岡県)
「昔は好きでした。本人ではなく歌が(笑)。歌詞とか共感できる部分あったし……。ただ、母親になってもエロ感ぬけなくて(笑)。適度に見せるとかならいいと思いますが、ガッツリだと引いてしまいます」(33歳・鳥取県)
【3位 miwa】
「男性受けを意識しすぎてる感じが嫌」(28歳・青森県)
「番組で見て、性格が難ありぽかったので」(30歳・福岡県)
「歌姫と呼ばれるほどの凄さはない」(29歳・東京都)
「性格が嫌い。あのあざとい感じが」(35歳・新潟県)
【4位 May J.】
「アナと雪の女王の主題歌を歌って活躍しているのが嫌だ。 松たか子が歌っているほうが好きだから」(29歳・千葉県)
「カバー曲ばかり歌っているから」(30歳・山口県)
「心に響かない」(36歳・神奈川県)
【5位 西野カナ】
「歌詞に共感できるところが一つもない」(27歳・大阪府)
「歌詞が気持ち悪い」(35歳・埼玉県)
「曲がいつも同じ感じで好みではないので。人としては普通」(27歳・東京都)
【6位 加藤ミリヤ】
「ちょっとメンヘラっぽいから」(37歳・神奈川県)
「歌詞に共感できたことがなく、可愛くもないので」(28歳・大阪府)
「派手すぎる」(22歳・東京都)
【7位 松田聖子】
「歳を重ねてもぶりっ子な感じが気になる。 親子仲の悪さが人柄を表してるようにも思う」(25歳・兵庫県)
「ぶりっ子キャラが年齢的に痛いから」(38歳・北海道)
「若作り過ぎるから」(27歳・東京都)
【8位 UA】
「雰囲気が苦手」(24歳・千葉県)
「ヒット曲がないのに生意気」(25歳・愛知県)
「歌が独特すぎるため」(28歳・栃木県)
【9位 絢香】
「“聞かせよう”とか“私うまいでしょ”感が全面に出ていて、耳障り」(28歳・東京都)
「歌い方がネチネチしててウザったい」(36歳・福岡県)
【9位 椎名林檎】
「病的。癖が強すぎる」(34歳・神奈川県)
「歌いかたが好きではない」(28歳・宮崎県)
素顔の印象の悪さもさることながら、理由として多かったのが「歌が好きかどうか」ということです。やはり楽曲が琴線に触れず、嫌悪感を催す類いのものであれば、自ずと歌い手の印象も悪くなるということでしょう。
また、アンチが増えるキーワードのひとつが「若作り」といえそうです。浜崎あゆみや倖田來未、松田聖子といった面々には、年を重ねてもなおかつてのポジションにすがりつき続けるような、往生際の悪さを感じているようですね。かつての歌姫というとアイドル的なポジションだっただけに、在りし日の姿を求めるファンの声に応えることで生まれる“功罪”といえるでしょう。
さて、なかなか痛烈なコメントが目立った上位陣ですが、好感度の高い面々にはほとんどコメントが集まりませんでした。せいぜい宇多田ヒカルに「強気な感じ(が苦手)」(27歳・埼玉県)、安室奈美恵に「なんとなく」(31歳・京都府)くらいで、確固たる地位を築き、評価が揺るがない歌姫には、なかなかアンチが寄りつかないということなのでしょうね。
ファンの心に寄り添う宿命を背負った歌姫だけに、時代が変わることで違和感や古さはどうしても生じるものです。当時と今とでは彼女たちに対する印象が変わったかもしれませんが、親しんだ曲を聴くと当時の思い出や心情がありありと蘇るはず。好き嫌いはともかく、たまにはちょっと聴いてみるのも一興かもしれませんよ。
<文/雛菊あんじ>