iPhone XRは歴代iPhoneにはない初の高コスパモデル！ 大手三社で月額料金を比較 どこがお得なのか？
6色のカラーバリエーションから選べる廉価版ということから、過去に登場した「iPhone 5c」とイメージがダブりますが、特徴をみると、
・顔認証 Face IDに対応
・iPhone XSらと同じ高性能CPU「A12 Bionic」を搭載
・eSIMにも対応したデュアルSIM
など、XS / XS MAXと比べて、廉価版とは思えないほど性能を備えています。
iPhone XSの本体価格は最下位モデルでも12万円超と高額です。
一方のiPhone XRは、iPhone XSに近い性能でも10万円前後と、2万円ほど安くなっており、お買い得感が高いモデルといえます。
iPhone XSを我慢して、iPhone XR待ちという人も多かったのではないでしょうか。
従来であれば
・高くても高性能な最新の最上位モデル
・型落ちで安く購入できる昨年の最上位モデル
このようにiPhoneの購入は、「とりあえず最上位モデルから選ぶ」という人が大半でした。
今回のiPhone XRは、
「最新ながらお買得に購入できるモデル」
という、第三の選択肢として登場したことが、大きな特徴でもあります。
これから機種変更を予定している人にとっては、かなり悩ましい存在なのは間違いないでしょう。
今回は、そのiPhone XRをNTTドコモ、au、SoftBankの三社で購入した場合に、毎月かかる料金を試算、ご紹介します。
○最安か、お買得か、悩ましい各社の料金設定
iPhone XRは
・64GB
・128GB
・256GB
と、3つの容量が用意されています。今回は10万円前後と最も手の出しやすい64GBモデルを購入したと想定し、月額料金を算出しています。
最初に比較したのは、スマートフォン向けの料金プランとして各社力を入れている「大容量プラン」です。
最安となるのはau。
1年目の料金は約8千円、2年目の料金は約9千円と三社の中では千円以上安く利用できます。その差額分を考えると、より容量の大きなプランを選ぶ、またはiPhone XRの本体の容量を大きなものにしても他社同等の料金で利用することが可能です。
次に見逃せないのはSoftBank。
一ヶ月間で利用できるデータ容量はNTTドコモ、auの2倍以上となる「50GB」と大容量で、千円〜2千円ほどの月額増で済むため、動画など大容量コンテンツの視聴が多い場合はSoftBankがもっともお買得な料金で利用できるとも言えます。
続いて比較したのは、使ったデータ容量に応じて料金の変わる「段階制」のデータ定額を契約した場合の料金です。
最安はauというのは大容量プラン選択時と変わりませんが、他社との金額的な差は大容量プランほど大きくはありません。
お買い得感で言えば、段階制プランを選ぶ時点で「あまり使わない」前提ではありますが、上限まで利用すると
NTTドコモ・au … 20GBまで
SoftBank … 50GBまで
利用できるプランになっており、そのときの差額は大容量プラン選択時のようになりますから、SoftBankがお買い得感の高い価格設定になっていることも同じと言えます。
ただし、ここまで最安、またはお買得になっているauとSoftBankについて、一点注意したいことがあります。
それが本体代金の支払い回数です。
本体代金の支払い回数は
NTTドコモ … 24回払い
au・SoftBank … 48回払い
となり、3年目以降は分割支払いの発生しないNTTドコモが最も安くなるほか、一般的に2年前後のサイクルで機種変更を行うと考えると、本体代金が残ってしまうため、買い替えのハードルがあがってしまいます。
これに対し、48回払いで購入した場合に、本体代金の半額を免除する
・アップグレードプログラム
・半額サポート
と呼ばれるサービスが用意されているため、2年前後の買い替えができます。
ただし、これらのサービスを利用する場合は「元々使っていたiPhone XRを下取り(通信会社に返却)することが必要」になります。
使ってきた機種を必ず手元に残しておきたいと考える人は、分割回数や半額免除のサービスに注意をして購入する必要があります。
分割支払いの回数や、分割の残りを免除するサービスという注意点こそありますが、大手携帯電話会社三社で、最新のiPhoneである「iPhone XR」を購入した場合でも約1万円で利用できるのは十分にお買得と言えるでしょう。
iPhone XSまでは手が出ない、けれどiPhone 8など型落ちのモデルが嫌という人は、iPhone XRを検討してみてはいかがでしょうか。
迎 悟
