プロ契約締結を目指しているウサイン・ボルト氏 photo/Getty Images

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プロサッカー選手としての契約を目指し、現在は豪州のセントラルコースト・マリナーズの練習生として活動しているウサイン・ボルト氏(元陸上競技短距離選手)が、元アイルランド代表FWアンディ・キーオより苦言を呈された。

Aリーグのパース・グローリーに在籍中のキーオは、ボルト氏のサッカー選手としての能力を疑問視。また、同氏がプロ契約にあたり高額な給与を求めているという噂についても言及した。ニュージーランドメディア『stuff』が伝えている。

「彼がサッカー選手として大成するのは難しいと感じているし、Aリーグでプレイするのも如何なものかと思う。少しだけ光るものを見せているけれど、プロフェッショナルとして生きていくには厳しいものがある。純粋にサッカー面で考えると、茶番劇だよ。彼のトラップはまるでトランポリンのようだからね」

「Aリーグにはサラリーキャップ(給与規定)というものがあって、その基準に従って彼に給料を支払わなければならない。その給与に見合うだけの活躍が、彼にできるのだろうか。あと、彼はサッカー選手になるという夢を追っていると言いながら、その一方で高額なお金を求めていると各方面で伝えられている。(純粋に)夢を追いかけるだけなら高額なお金は必要ないだろう。彼自身の振る舞いは明らかに矛盾しているよ」

12日に行われたマッカーサー・サウスウェスト・ユナイテッド戦(親善試合)で2ゴールを挙げるなど、鮮烈なパフォーマンスを披露しているボルト氏だが、現時点でプロ契約締結には至っていない。今後もサッカー選手としてのスキルを磨き、周囲の批判を一蹴することができるだろうか。