新潟、去就問題に揺れたMFホニの選手登録を抹消

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アルビレックス新潟は14日、ブラジル人MFホニの登録抹消を発表した。

ホニは、昨シーズン、クルゼイロから加入し、明治安田生命J1リーグで32試合に出場し7得点を記録。しかし、今冬にクルゼイロとボタフォゴとの間の移籍交渉に絡むとされ、新潟のキャンプに不参加。ブラジル復帰が濃厚とみられていたものの、3月30日に新潟が選手登録を行っていた。しかし、その後もクラブに合流することはなく、登録抹消となった。

新潟はホニに関して、これまでの経緯を説明。チームとして合流を要請していたものの、ホニの意思で合流がなされなかったとのこと。また、ブラジルクラブへの移籍についても、新潟側が拒否していたことを明かした。

「ホニ選手は当クラブと2018シーズンの雇用契約を締結しています。しかしながら、今シーズンのトップチーム始動時に合流しませんでした。その後、当クラブは、ホニ選手の合流に向けて調整を行った結果、来日し、静岡県・御前崎キャンプ中のトップチームに合流しています。また、Jリーグ選手登録に必要なメディカルチェック等を実施いたしましたが、ホニ選手の意思でキャンプ地に戻ることなく、数週間後にブラジルへ帰国しました」

「ホニ選手はブラジルに戻りましたが、当クラブの戦力としてプレーしてくれることを信じ、3月7日に日本サッカー協会(JFA)への選手登録、3月30日にはJリーグ選手登録を完了させました。その後もホニ選手には、当クラブのためにプレーしてほしい旨を継続的に伝えてまいりましたが、残念ながら、ホニ選手は当クラブの要請に応じませんでした」

「後日、アトレチコ・パラナエンセ(CAP)からブラジルサッカー連盟(CBF)を通じて、JFAに対し、ホニ選手の国際移籍証明書(ITC)の発行の要請がありました。それを受けて、当クラブはJFAを通じてITCの発行を拒否すると、国際サッカー連盟(FIFA)から「発行拒否の理由を説明すること」を求められ、当クラブの正当性について回答いたしました。その後、FIFAが暫定的なITCを発行し、ホニ選手は現在、CAPでプレーをしています」

「今後につきましては、国際弁護士と相談をしてFIFAに対し、提訴することを視野に入れながら当クラブの正当性を説明してまいる所存です。 当クラブにご支援を賜る皆様には、このたびのホニ選手の契約に関しまして、ご心配やご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。本件に対し、今後もしかるべき手段をもって対応を続け、問題解決に向けた努力を行ってまいります」