料金所の係員が目で簡単に判断できるため

 軽自動車の販売が好調で、国内新車販売の4割が軽自動車と言われている。ホンダN-BOXをはじめ、スズキ・スペーシア、ダイハツ・ムーヴ、さらにはスズキ新型ジムニーやホンダS660など個性的な軽自動車にも注目が集まっている。

 そうしたなか、軽自動車の黄色のナンバープレートが目立ちすぎるというか、ボディカラーと合わせにくいというか、ちょっと気になる……。

 そこでなぜ軽自動車のナンバープレートが黄色なのかを調べてみた。歴史的にみると、軽自動車枠が360佞世辰榛埜紊稜の1975年1月から、この黄色いナンバープレートが導入されている。

 それまでは、2輪車と同じ小さなサイズのナンバーで、白地に緑文字という組み合わせだった。しかし、1975年から軽自動車のナンバーサイズも普通車と同じ大きさになり、普通車と見分けるために、軽自動車はもっとも視認性のいい黄色に黒の文字(事業用は黒に黄色の文字)が選ばれることになった。

 ではなぜ軽自動車のナンバーに視認性の良さが求められたかというと、高速道路料金が普通車と軽自動車では違ったため(軽自動車は2割安い)。ETCが普及するまでは、高速道路の料金所で係員が一台一台精算をしていたため、ゲートの係員がひと目で判別できるようにということだ。昼・夜を問わず認識しやすい黄色いナンバープレートが採用されたというわけだ。

 また、2010年10月1日まで軽自動車の高速道路での最高速は80km/h(現在は普通車と同じ)だったので、警察がスピード違反の取り締まりをする上でもメリットがあった。

 昨今はETCの普及と、高速道路の制限速度が普通車と同じになったこともあり、軽自動車でも白いナンバーのチョイスが可能になったのはご存じのとおり。ラグビーワールドカップ、東京オリンピックの特別仕様ナンバープレートがそれで、2020年9月30日まで、新車登録だけでなく、以前から乗り続けている愛車でも、番号を変更することなく、手数料のみ(およそ7000円〜 地域によって違う)で白いナンバーに交換が可能。

 ナンバーの色で、クルマのパフォーマンスや価値が変わるわけではないが、ボディカラーとのマッチングに悩んでいる人には朗報といえる。上記の通り、期間限定の予定なので気になる人はお早めに。