昭和47年3月29日、日比谷公園で撮影 写真=共同通信

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 テレビドラマ『白い巨塔』やバラエティー番組『欽ドン! 良い子悪い子普通の子』(ともにフジテレビ系)などに出演した女優・生田悦子さんが、7月15日に亡くなっていたことがわかった。享年71。

 関係者によると、15日の午前中に自宅で倒れ、病院に救急搬送されたものの、帰らぬ人となった。死因は虚血性心不全。

「前日には夫と夕食に出かけるなど、普段と変わらない様子だった。それだけに、本当に信じられない。とても安らかなお顔をしていて、まだ寝ているのではないかと思ってしまいます」

 生田さんは、'63年に準ミス平凡に入選しモデルデビュー。その後、'66年に松竹へ入社し、映画やドラマなどで活躍した。

 '05年には現在の夫である会社経営者と結婚。翌年には更年期うつによる闘病生活を送っていたことを告白していた。

 また、芸能界での交友の広さでも知られ、'15年からは『週刊女性』に『生田悦子の芸能界 良い子悪い子普通の子』を連載していた。

 45年来の友人である松竹OBで芸能レポーターの石川敏男氏は、

「松竹時代は女優と宣伝担当という間柄でしたが、彼女は近寄りがたいほどの美人でした。さっぱりした性格で本当に正直な人。彼女の白髪が目立ってきたころに“黒くしたら”って話したら、“私、そんなのはイヤなのよ”って、染めてごまかすこともしなかった。

 また、結婚した相手は私の知人なんだけど、交際しているなんて知らなかった。そうしたら、生田さんから“プロポーズされたんですが、彼は石川さんの友達ですよね”って、ちゃんと報告してくれたんです。それで、当時出演していたワイドショーで彼女の結婚をスクープすることができた。こんな素敵な女性を失うなんて悲しすぎます……」

 と、ショックを隠し切れない。

 なお葬儀は近親者のみで行われ、後日、お別れの会を行うという。