ニコニコ生放送にて、10月26 日(木)にT.M.Revolution 西川貴教の新レギュラー番組「西川学園高等学校、略してN高!」がスタートした。

本番組は「学ぶ」をコンセプトに、毎回「身近で当たり前の事だけど詳しく知らないモノ、事」をゲストを招き深掘りしていく生放送番組で、番組出演者にミクロマンサンライズ!!!、司会は土屋礼央が務める。

第一回となる今回のテーマは「選挙」。10月22日に行われた「第48回衆議院議員総選挙」を踏まえて、選挙に関する様々な事柄を学んだ。ゲストには星田英利、篠崎愛。特別講師として上西小百合氏(元衆議院議員)と横粂勝仁氏(弁護士・元衆議院議員)が出演した。

番組で語られたテーマは、「政治家になるには」「選挙戦とカネ」「選挙戦略」といった誰もが気になるリアルな選挙事情。まず出馬決意までのプロセスとして、上西氏は「議員の秘書をして政治のことを勉強するのが一般的」としつつ、「政治塾には本物とパチもんがあり、松下政治塾とかは本物。私がいた維新政治塾とか小池さんの政治塾とかはパチもん」と冒頭から持論を展開。また、公募制での面接については「『3000万円用意できる?』という質問にイエスと答えたら受かる」といった裏事情を赤裸々に明かした。

続いて「選挙戦とカネ」というテーマでは、選挙事務所やポスター、選挙カーなどにいくらくらいの費用がかかるのかという裏話が語られ、「事務所として物件を借りるのは短期間だけど、政党の色はつけたくないとか落選したら縁起が悪いということもあり、なかなか借りられないし、礼金もすごく高い」「選挙カーは法律でシートベルト装着義務がないので箱乗りができる」といったエピソードが。

選挙カーについて、「あいのり」出演者としても知られる横粂氏は、「ラブワゴンのようなピンクの車を選挙カーにすることも考えた(が、結局やめて自転車で回った)」と当時についてコメント。星田からは「タクシーの運転手から、良いポスターがあると客だと思って停まってしまう。僕が停まってしまった人は皆受かっているんだよって言ってた」などの話も飛び出した。

番組中盤以降はさらに赤裸々度合いがヒートアップ。公約について上西氏は「党の言いなり」と断言し、「皆が違うことを言っていたら有権者も困る。党の幹部が決める政策を訴えるのが“政党に入る”ということ」と述べ、この点について話を振られた篠崎は政党を事務所に例えて「(芸能事務所の)社長が持ってきた仕事はしないといけない。ブルマは履きたくないとか私もいろいろ言ったけど」とコメントし、出演者とニコニコ生放送視聴者を沸かせていた。

その後、選挙演説の解説の際には、西川が初の演説に挑戦した。架空の党と公約を訴えるという難しいお題だったが、淀みのない演説と聴衆を惹きつける話術を披露して上西氏と横粂氏も絶賛。ニコニコ生放送視聴者からも「それっぽいw」「声量w」「無駄にうまいw」といったコメントが書き込まれていた。また、番組ではもし西川が地元で出馬していたら…という設定で選挙結果を予想。有権者約26万人のうち、11万票を集めてのトップ当選というシミュレーション結果となり、横粂氏は「仮に無所属でも当選するはず」と太鼓判を押した。

こうした特別講師のわかりやすい解説に、西川は「上西さんはTVで見ていると頭のボルトが3本くらい外れてそうな印象だったけど、ちゃんとしてますね!」と感心。これに上西氏も「そうなんですよ、私、真面目なんです」と応じていた。

最後に上西氏は「選挙に出るのはハードルが高いけれど、日本の将来のために志を持った方に出てほしい」とコメントし、横粂氏は「選挙への対応は3つしかない。誰かに入れるか、入れたい人がいないなら“こいつだ!”と思う人を出すか、それもいないなら自分が出るかです」と思いを語った。

番組の締めくくりに西川は「本日の学び」として、「僕はまだ出ません!」と宣言。これにニコニコ生放送視聴者からは「まだwwww」「ってことはいずれは・・・」「まだ???www」「それまでに滋賀に引っ越さなきゃw」などたくさんのコメントが書き込まれ「西川学園高等学校、略してN高!」の第一回放送は盛況のまま終了した。

なお、本番組を見逃した方も、ニコニコプレミアム会員になると11月26 日(日)23:59までタイムシフト機能で視聴可能だ。

◆番組詳細◆
タイトル:西川学園高等学校、略してN高!【特別講師:上西小百合】
視聴URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv307740476
【出演者】
西川貴教、土屋礼央、ミクロマンサンライズ!!!、ユッコ・ミラー
【ゲスト】
星田英利、篠崎愛
【特別講師】
上西小百合(元衆議院議員)、横粂勝仁(弁護士・元衆議院議員)
※11月26 日(日)23:59 までタイムシフト機能で視聴可能