画像提供:榊 柾人(@Masaki_Plus)さん

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亡くなった人の魂がこの世とあの世を行き来するための乗り物としてお盆に飾られる「精霊馬」。キュウリやナスで馬や牛を作ることが一般的だが、レーシングカーを再現した「精霊馬」がTwitterに投稿され、話題になっている。

「お盆の入りだから、キュウリの馬、作って」という妻のオーダーに、以前にF-1のプラモデルを設計していた経験がある榊さんは、「ロータス25」や「ブラバムBT-18」といった葉巻型のフォーミュラマシンをイメージ。カッターナイフを使い、タイヤは輪切り、リアウィングは薄切りで制作、ボディをくり抜いてV8エンジンまで再現した。驚くほどのスピードでこの世に帰って来られそうなキュウリの乗り物に、妻はそれなりに喜び、現在は仏壇に供えられているという。

Twitterでは、ユーモアあふれる精霊馬に、「素敵すぎます!ご先祖様も鼻高々でお乗りになっていらっしゃるでしょう!」「ご先祖も、めっちゃカーブとか攻めて帰ってきそうですね」「帰りはランボルギーニ(猛牛)で」といった声が寄せられ、大きな反響となっている。なお、これに乗車する予定の祖母は、榊さんがモデラーだと知っているため、草葉の影で苦笑いしているのでないかとのことだ。