1日、テレビ朝日「あの人が今 言いたい事 新番組!テレビにあまり出ない人の“聞いたことがない話”」には、「タイガーマスク運動」が広がるきっかけを作った河村正剛氏(43)がゲスト出演。2010年12月、アニメ「タイガーマスク」の主人公・伊達直人を名乗り、群馬の児童相談所に10個のランドセルを寄付した河村氏は、昨年12月に、初代タイガーマスク・佐山サトルのイベントで公の前に登場したことでも話題になった。

番組MC・ブラックマヨネーズから「どうやってランドセル10個を置いた?」と質問されると、河村氏は「『何人でやったんですか?』とか(聞かれる)」と話しつつ、「一人です。深夜です。バンで(運んだ)」などと明かした。

だが、夜中に児童相談所に入ってランドセルを置いたことから、「職務質問受けたらマズかったかもしれないですね」とおどけてみせた河村氏。「今、言いたいこと」については、「ランドセルの寄付は意味がない」と衝撃の一言を言い放ち、出演者達を驚かせた。

「子供達の支援が広がるきっかけになったと思います」と切り出した河村氏は、「ただ、きっかけになって、それをどう繋げるのかが大事。個人で、一人で活動を始めて、20年前ですね。最初にそこの施設がもともと(子供が)30人だった。その人数が40人、50人、60人、70人ってどんどん増えていく。個人での寄付とかボランティアっていうのは、やはり限界がある。その子達全員に毎年のように支援ができるかっていうと個人やちょっとした団体では無理」と、発言の真意を説明した。

その上で「やはり行政。行政の支援を結び付けないと本当の意味での解決にはならないと思って」と続けた河村氏。佐山サトル氏のプロレス興行に登場したのも、話題を風化させないためだと説明。初めて佐山氏にコンタクトを取った際には、(タイガーマスク運動の)伊達直人と信じてもらうため、ランドセルを買った際の領収書を見せたという。