Jタウンネットにはただいま、全国から「ジェネレーションギャップを感じた瞬間」の体験談が届いている。

今回は、現在30〜40代(1970〜80年代初頭生まれ)の読者からの投稿を中心に紹介したい。

息子とカラオケに行ったら...

小林明子さんが歌う「恋におちて -Fall in love-」は、1985年のヒット曲。40代のAさん(女性)は、20歳の息子さんと久しぶりにカラオケに出かけたとき、この歌を歌ったのだが......。

「『ダイヤル回して〜』の歌詞に差し掛かったとき、『ダイヤルって何のこと?意味わからない』って言われて......ダイヤル回すタイプの電話を知らないことにビックリしました」

画像はイメージです(Angie Harmsさん撮影、Flickrより)

日本で押しボタン式電話機が使われるようになったのは1960年代末から。ダイヤル式は85年の時点でも数を減らしつつあり、ましてや90年代半ば生まれの息子さんには縁遠いものだっただろう。

カラオケつながりで、愛知県のBさん(年齢不明女性)からの投稿を。

「『ジュンレンカ歌って』とカラオケでリクエストすると、『湘南乃風』か『長渕剛』か『どっちの?』と3つの回答が来ますよ。ざっくり30代半ばが境目です(笑)」

長渕さんの「巡恋歌」(1978年)を知っているか、というより、湘南乃風を歌えるくらい若いか、という違いのようにも思える。もっとも「純恋歌」の方も、もう10年前の曲なのだが......。

月賦って言葉が通じない

細かいネタを2つほど。埼玉県のCさん(40代女性)は、最近「月賦」という言葉を聞かないなあ、とふと思い、周りの20代に聞いてみた。

「知ってますよ、『ゲップ』でしょ?」

もちろん、Cさんが思い浮かべた月賦ではない。

福岡県のDさん(40代男性)からの投稿はこちら。

「昔の自動車には、『チョーク』という機能が付いていた」

寒い時など、エンジンをかかりやすくするためについていた「チョーク弁」。バイクなどではまだ現役だが、自動車ではすっかり絶滅危惧種だ。

深夜番組をダンボールかぶって観た思い出

兵庫県のEさん(30代女性。いつもご投稿ありがとうございます)からは、4つのジェネレーションギャップ、というよりこの世代あるあるをいただいた。

まず一つは、家に一台、居間にしかテレビがなかったころ(当然ブラウン管)の思い出。

「深夜番組見たさに、光が漏れないようダンボールをかぶって観てた。11PMかトゥナイトか平成女学園かミニスカポリスで世代が分かれると思いますが、自分はトゥナイト、平成女学園でした。見たことがない(ゴールデン番組に出ない)女性タレントが出てると『この人脱ぐのかな......』と期待してました。で、脱がないで終わると損した気分でした」

はい、記者も同じような経験があります。「こんなことをした世代は90年代までですねw」。仰る通りかと。

ブラウン管テレビは今や懐かしアイテム。画像はイメージです(Ruocaledさん撮影、Flickrより)

テレビがらみでEさんのネタもう1つ。

「金曜日のドラえもん(大山ドラ時代)のCMといえば、ツクダオリジナル、エポック社。この2つのCMのジングルが、フルで頭の中を流れる。同世代の人にしか通じなくて困る」

時々話題になる「バトルドーム」など、このあたりは懐かしい商品が数多い。

着メロを打ち込んでた世代とそうでない世代

続けてEさんから。こちらはどちらかというと、学校での思い出か。

「学校で手紙を回すときに、便せんやルーズリーフを|/|みたいな形に折って、中身が見えないように渡していました。イチゴなど、いろんな形に折れる子は人気でした。で、文体は、ちゃんが『(C)』、バイバイ→バイ×2かBye2(2乗)、伸ばす棒は『ー』じゃなく『→』。『じゃ→ね☆』とか。今(というか00年代でも)の女子中学生はこんな風に書かないはず」

確かに、今やこんな文体を使っているのは、「アイドルマスター」の双海姉妹くらいかも。

最後に、同世代なら確実に刺さるであろうこちらの思い出。

「携帯電話(iモード)で音程を打ち込んで着メロ作成。90年代後半〜02年くらいまでの中高生はみんなやってた。コンビニに、当時流行ってたメジャーな歌手の歌の着メロ作成ブックが売ってた」

......(懐かしさに絶句)。そう、確かにあのころは、着メロを自分で作っていた。「FOMA」時代になりダウンロードが当たり前となり、さらにスマホの今では着信音を鳴らす人はまれだ。まさに時代のあだ花というべきだろうか。確かにこれは、今の若者とはジェネレーションギャップになりそう。

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