ヒロミの人生が一変!? 死にかけた大ヤケド事件

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一時期芸能界の表舞台から姿を消しながらも、またいつの間にか元のポジションにさらっと収まっているヒロミ。アラフォーである筆者にとって、ヒロミといえばバラエティで大ヤケドを負った事件が忘れられない。

ダウンタウン、ウンナンに迫る人気 ヒロミ率いるB21スペシャル


事件は1991年8月、フジテレビ系の深夜番組『1or8(ワンオアエイト)』の収録中に起こった。タイトル通り、まさに「イチかバチか」の体を張った企画で話題を集めていた番組だ。
当時のヒロミはミスターちん、デビット伊東とともにB21スペシャルとして活動中。ダウンタウン、ウッチャンナンチャンに迫る勢いの人気お笑いグループだった。無人島でのサバイバル、エアマットでの川下り、廃病院で一晩過ごすなどなど、バカバカしくも過激な企画が受けていたが、実際に体を張るのはデビットとちんのみ。

企画を出すばかりでチャレンジしないヒロミへのブーイングが高まる中、ついにヒロミが重い腰を上げた。しかし、その初のチャレンジで悲劇は起きてしまうのだった……。

6000発のロケット花火 火炎に包まれたヒロミ


それは、大量のロケット花火を背負って空中に飛び上がるのを目指す企画。題して、「ヒロミ宇宙へ」。耐火性の優れたカーレーサー用のスーツを着用し、約6000発ものロケット花火を背負って発射台にスタンバイするヒロミ。ロケ先である九十九里海岸には大勢のギャラリーが詰めかけ、ヒロミのチャレンジを見守る。
緊張と興奮の中、花火に点火。その瞬間、わずかに浮き上がるヒロミの体。しかし、強風にあおられ火炎が一瞬でヒロミを包む衝撃の事態に! 撮影スタッフが避難してしまうほどの火の勢いとなり、現場は大混乱。響くヒロミの絶叫!
見物人によると、「熱い!熱い!」と叫んで倒れ、そのまま起き上がれない状態だったという。

移植手術が必要なほどの重度のヤケドを負ったヒロミ


NHKを始め、各局がニュースで取り上げるほどの大惨事だった。救急搬送されたヒロミだが、お尻から両足の後ろ側にかけて重度のヤケドを負っており、一部は皮下組織にまで達し、黒焦げになっていたという。ヒロミは太ももの皮膚をヤケド部分に移植する手術を行うなどして、1ヶ月以上に渡って入院。手術後は順調に回復し、11月1日には完全復帰を果たしている。
が、番組自体は事故から1ヶ月後の9月には打ち切りとなってしまうのだった……。

公私ともに転機となった大ヤケド事件


このヤケド事件はヒロミの人生で大きなターニングポイントとなっている。多趣味で知られるヒロミだが、ジェットスキー、スキューバダイビング、クレー射撃、トライアスロンなどは、リハビリの延長として始めたそうだ。また、テレビに迷惑をかけたとの理由により当時の事務所から独立。復帰後間もなく松本伊代との交際が発覚し、1993年に結婚となった。

ヒロミは入院中、見舞いに来た父親に「怪我をしたのが2人(デビッド、ちん)じゃなくて俺で良かった」と語ったという。この優しさに松本伊代も惚れたのだろうか? 今でも仲良しぶりをアピールする機会が多いヒロミ・松本伊代夫婦。
「火遊び」厳禁が夫婦円満の秘訣に違いない!?

(バーグマン田形)
※イメージ画像はamazonよりいい訳しない生き方。