12日のヤクルト戦で球団新人最多セーブ記録を更新したDeNAの山崎康晃 ©BASEBALLKING

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 12日のヤクルト戦で、DeNAの山崎康晃が球団新人記録を更新する22セーブ目をマークした。これで山崎康は、90年与田剛が記録したプロ野球新人歴代最多31セーブに9に迫り、新人記録も見えてきた。

 その他のシーズン新人最多記録を見てみると、1961年に記録した権藤博(中日)の35勝、310奪三振は新人だけでなく、エースクラスの投手も破れられなさそうな数字。ただ、2012年に記録した益田直也(ロッテ)の72試合登板は、ここまで36試合登板の山崎康、31試合登板の戸根千明(巨人)の登板数が増えていけば、記録を更新する可能性も十分に考えられる。

 一方野手は、山崎康のように新人記録を更新しそうな選手はでてこなさそうだ。スタメン出場を続けていた西野真弘(オリックス)は、打率.304と好調だったが『右有鉤(ゆうこう)骨骨折』で離脱しており、規定打席に到達しているルーキーは誰もいない。

 野手のシーズン新人最多記録を見てみると、清原和博(西武)が86年に高卒1年目ながら31本塁打をマークし、97年に小坂誠(ロッテ)が56盗塁の記録を作っている。

【プロ野球新人シーズン最多記録集】

<投手>

●最多登板

益田直也 72試合(2012年/ロッテ)

【今季新人最多登板】

山崎康晃 36試合(DeNA)

●最小防御率 ※規定投球回以上

林安夫 1.01(1942年/朝日)

【今季新人最高防御率】

高木勇人 2.57(巨人)

●最多奪三振

権藤博 310奪三振(1961年/中日)

【今季新人最多奪三振】

高木勇人 81奪三振(巨人)

●最多勝利

権藤博 35勝(1961年/中日)

【今季新人最多勝利】

高木勇人 6勝(巨人)

●最多セーブ

与田剛 31セーブ(1990年/中日)

【今季新人最多セーブ】

山崎康晃 22セーブ(DeNA)

<野手>

●最高打率 ※規定打席以上

田川豊 .341(1946年/グレートリング)

【今季新人最高打率】

規定打席到達者なし

●最多本塁打

桑田武 31本塁打(1959年/大洋)

清原和博 31本塁打(1986年/西武)

【今季新人最多本塁打】

西野真弘 3本塁打(オリックス)

●最多打点

大岡虎雄 111打点(1949年/大映)

【今季新人最多打点】

西野真弘 22打点(オリックス)

●最多安打

佐々木信也 180安打(1956年/高橋)

【今季新人最多安打】

西野真弘 58安打(オリックス)

●最多盗塁

小坂誠 56盗塁(1997年/ロッテ)

【今季新人最多盗塁】

西野真弘 9盗塁(オリックス)

※記録は7月12日時点