ジャクソン・マルティネスのミラン移籍は、今週末が肝となる。マンチェスターからはより魅力的なオファーが届いた。ミランは選手の選択を待っている。イングランドからの動きにもかかわらず、楽観的な雰囲気が漂っている状況だ。

ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は、ポルトでの任務を終えてイタリアに戻ってきた。マルティネスとは年俸350万ユーロ(約4億9000万円)の4年契約で基本合意に達している。だが、競争は激しい。バレンシアとアーセナルも彼を気に入っているからだ。

しかし、真のライバルはマンチェスター勢だろう。マンチェスター・ユナイテッドもマンチェスター・シティもマルティネスを追っている。ポルトは現時点でディスカウントに応じるつもりがないようで、そのポルトとの交渉が必要となる。違約金は3500万ユーロ(約48億6000万円)だ。ポルトと合意に達しなければ、ミランはその全額を払う用意をしている。

一方で、ガッリアーニ代表取締役はパリ・サンジェルマン(PSG)FWズラタン・イブラヒモビッチへの道も捨てていない。イブラはミラン復帰を大筋で了承している。PSGにも彼を手放す用意があるが、問題はサラリーだ。イブラの最新の契約は、年俸1600万ユーロ(約22億2000万円)。ミランでは年俸750万ユーロ(約10億4000万円)となるだろうが、当然契約延長によって差額を埋め合わせることになるだろう。