敵地で敗れたとはいえ、0−1という最少失点で第1戦を終えたリバプールは、精神的にも優位を保っていたようだ。大声量渦巻くスタンドに後押しされるように、序盤からリズムをつかむ。迎えた21分、左サイドFKをジェラードが中央へ。これをアッガーが合わせて先制点を奪う。チェルシーDFはジェラードの強烈なミドルの幻影に惑わされ、伏兵をフリーにしてしまった。チェルシーといえども、アンフィールドの独特の雰囲気に飲ま