北朝鮮の協同農場では、収穫の3割を国に納め、7割を農民の取り分とするのが原則となっている。ただ、国が定めた収穫の計画量(ノルマ)と実際の収穫とのズレが生じるため、農民が実際に7割を受け取れるわけではない。稲刈り、脱穀の後に行われる「決算分配」でその量は決められる。国営メディアは、全国の各農場が国家穀物生産計画を超過達成し、農民が決算分配を受け取ったと報じているが、実際はそれをめぐり揉め事が耐えない。