中国海洋石油が南シナ海に建設した「恩平15-1」は、アジア最大の海上石油掘削施設だ(写真は同社ウェブサイトより)中国の国有エネルギー大手の中国海洋石油(CNOOC)は6月1日、中国初の海上設置型のCCSプラントが南シナ海の東部海域で稼働し、海底下の地層中に二酸化炭素(CO2)の注入を開始したと発表した。CCSは、発電所や石油化学プラント、製鉄所などからCO2を分離・回収し、それを有効利用したり、地中深くに注入して貯留した