石油輸出国機構(OPEC)と、ロシアなど非加盟の産油国でつくる「OPECプラス」が原油の追加減産に踏み切った。予想外の動きとなり、市場は不意を突かれたかたちで、原油相場は急騰した。日欧米などはインフレへの警戒を強めるが、なにより、米国の中東へ、また産油国への影響力の後退を印象付けることになった。サウジ、UAEなどが5月から116万バレルの追加減産OPECプラスは2023年4月2日、5月から計日量116万バレルの追加減産を表明