この虹色の様に輝く長方形の星雲は、おおかみ座の西側約1900光年先にある惑星状星雲「IC 4406」です。星雲を形成するガスは、強烈な中心星の光によってイオン化され、外側の水素は赤く、酸素原子は青く、中心近くの窒素は緑に輝いて見ることができます。また、一般的な惑星状星雲のドーナツ状ではなく長方形に見えるのは、ハッブル宇宙望遠鏡がIC 4406を側面から捉えたため。もしも別の角度から観測することができればM57の様な環