宇宙空間に浮かぶこの「もや」は、はくちょう座の西端の方向、約1400光年の距離にある散光星雲「ベール星雲(Veil Nebula)NGC6960」です。別名「魔女のほうき星雲(Witch’s Broom Nebula)」としても知られています。約1万年前に超新星爆発した残骸の痕跡として知られ、宇宙空間に広がる大きな円弧の姿をしています。その痕跡の全体は、地上からの見た目で満月の45倍とあまりにも大きいため、NGC6992〜6995の番号が振り分けられ