2014年に発覚した「ベネッセコーポレーション」(岡山市)の顧客情報流出事件をめぐり、個人情報が漏れたことで精神的苦痛を受けたとして、顧客計185人が同社とシステム開発・運用を行っていた関連会社に対し慰謝料など計1458万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が6月20日、東京地裁(朝倉佳秀裁判長)であった。朝倉裁判長は「慰謝料が発生する程の精神的苦痛があると認めることはできないと言わざるを得ない」として、請求を棄却し