教育現場で問題となっている、教員の長時間労働。この問題に早くから取り組んできた名古屋大学大学院准教授(教育社会学)の内田良さんが、新刊「教師のブラック残業〜『定額働かせ放題』を強いる給特法とは?!」(学陽書房)を上梓した。公立高の現役教員の斉藤ひでみさん(仮名)との共著だ。今回の著書は、教員の給与を定めた「給特法」をメインテーマに据えた。「過熱した部活動の問題だけを訴えても、思うように教員の働き方