『ゆきゆきて、神軍』などで強烈なキャラクターを撮って来た原一男監督の新作ドキュメンタリー映画『ニッポン国VS泉南石綿村』が3月10日から東京・ユーロスペースなどで公開される。最高裁で国の責任を認めさせた「泉南アスベスト訴訟」の原告団に8年以上密着し、複雑な感情の機微を記録した215分だ。2月13日、都内の日本外国特派員協会で会見があり、原監督は「(これまでの被写体と違い)『ごく普通の人』と私たちが呼んでいる人