東京都の離島、小笠原諸島の母島産カカオを使った国産チョコレートの商品化が目前まで進んでいる。熱帯原産のカカオは小笠原でも栽培が難しく、国産の市販商品は前例がない。「東京カカオ」のブランド名で試作品は完成し、残る課題はカカオの安定供給だ。2019年までに商品化し、東京五輪で“おもてなし”を――と、関係者は夢を膨らませる。商品化を進めるのは埼玉県草加市の菓子メーカー平塚製菓と、母島でマンゴーやレモ