中国の首都・北京の市街地から南へ10kmほど行った豊台(ほうたい)ソフトボール場。この地で2008年8月21日に行われた北京五輪ソフトボール決勝で、日本は宿敵・アメリカを3-1で下し、悲願の金メダルを獲得した。準決勝・アメリカ戦、3位決定戦・オーストラリア戦、そして決勝と413球を投げ抜いたエース・上野由岐子(現・ビックカメラ高崎)の魂のピッチングは、9年が経過した今も、多くの人々の脳裏に焼きついて離れない。この