【インタビュー】あなたのiPhoneは5年間でどう変化しましたか? - 女子部JAPAN(・v・)小林奈巳さん(後編)
●5年前とはお客さんも変化iPhoneの登場以来、ずっとiPhoneを使い続けているユーザーは多い。果たしてiPhoneの魅力とはどんなところにあるのだろうか? また使い始めに比べ、どう変化しているのか。前編に続き、「女子部JAPAN(・v・)」のこばなみ総監督こと小林奈巳さんに聞いてみた。
○Androidは可愛くない!
――Androidを購入して使うことは考えていますか?
小林:全然。元々、Macを使っていたので、Androidは何か難しそうに思えて。あと、いろんな物がカッコ良くなくて、かわいくないと思うので、わざわざ買おうとは思わないですね。
――タブレットは使っていますか?
小林:タブレットはiPadの初代を買ったんですけど使わなかったですね。使い道がなくて。ただ、最近「Hulu」に入ってからはあってもいいかなと。画面が大きいから。
――今、お使いになっている壁紙というのは。
小林:これは女子部のです。毎月メルマガを配信してるんですけど、その時にプレゼントしている壁紙があって。それをテスト配信した時に設定してそのまま(笑)。
――iPhone女子部から女子部JAPAN(・v・)と、iPhoneの移り変わりを見てきていかがですか?
小林:ウチのサイトを見てくれた人がすごく変わった気がする。iPhoneが出たばかりの頃は情報もないし、しかも女子向けの情報はほとんどなかった頃で、だから「教えてください」とか「こういうアプリはありませんか」というのが多かった。今はiPhoneを使うのが普通になっちゃっているけど。
――当時はガラケー使っている人も多かったですしね。
小林:はじめた時に本当は「こういうことができるカメラアプリってありますか?」「ありますよ、こういうのとかどうですか」みたいなやりとりを想定していたんですけど、実際はぜんぜん違って。大体は「同期の方法」とか「データが消えちゃったのはどうしたらいいか」とか、あと「パソコンの使い方」という質問も来ていました(笑)。
――案内サービスですね。想定していたのとちょっと違うところで。
小林:もうちょっと楽しいことを予想していたのに、そんな甘いものじゃなかったと(笑)。こっちも分からないから一生懸命調べたりやってみたりしていましたね。
●こばなみ部長のiPhoneケースはインパクト大○目的を見失わないように情報提供
――女性向けに情報を出すにあたってどういうことを意識していますか?
小林:ウチはもう「難しいことはやさしく解説する」ですね。例えばバックアップの方法などやり方の説明はもちろん、「iCloudって何?」みたいな質問でも「iCloudを使うと買ってすぐ移行できるよ。そのやり方はこうだったよ」と目的をちゃんと説明することは意識しています。
あと例えば、「ダイエットに使えるアプリ5選」というよりは「5kgダイエットした時にこういう風にアプリを使ったよ」みたいに言ってあげることを意識しています。アプリが目的じゃなくてダイエットが目的だから、何をやりたいかによって「たまたまこんなアプリ使えるよ」みたいな表現にしないとやっぱり女性に刺さらないかな、と。
――今、お使いになっているケースは?
小林:これはCandiesさんというメーカーのもので、私は好きでずっと使っています。
――おお、かなり大きいですね。
小林:意味ないですね、スマートじゃない(笑)。ただ、これの何がいいかというと落としても割れないんですよ。
――ケースとかアクセサリー類で「こういうのが欲しい」ってありますか?
小林:私は他に食品サンプルケース使うんですけど。この前に使っていたベーコンエッグ、あれが6用に出てほしいんですよ。
――好きなんですか? ベーコンエッグ。
小林:食品サンプルが好きなんです(笑)。でも、食品サンプルってゴツいじゃないですか。いろいろ試した結果、ベーコンエッグが一番薄いんですよ。薄くて、何かいい感じだなあ、と。さりげないなー、と。
●ケースをつけるきっかけは?○上司とのまさかの展開にケースをつける派に転向
――毎回ケースはつける派ですか?
小林:iPhoneを使っていた最初の頃はみんなで「ケース着けない方がいいよね」とか言っていたんですけど。何でつけようと思ったかというと……、会議の時にみんなiPhone出してて、ピロロロって鳴ってメールが来たんですよ。で、それを隣のエラいオジさんが自分のだと思って取ってしまって。私はロックも何もしていなかったから。メールには見られたらまずい仕事のナイショ話が来ていて(笑)。
――えーっ!?
小林:「あれっ? これ、俺のじゃないよね?」ってオジさんからiPhone渡されて、「あーっ!」って(笑)。それ以来、裸は分かんなくなっちゃうから、絶対にどこにあっても自分のだと分かるようにしよう、とケースをつけるように。
――以前はケースを自作されていましたが今は?
小林:6はないんですけど、5の時か何かにワークショップをやろうという企画がありまして、透明なケースに紙をいろいろ貼ってニスを塗る「デコパッチ」というのをやりました。また、金のパーツをつけたり、紙張ったあとに糸をバーッと貼ったものにUVレジンという光で固まる素材を上からかけたりしていますね。
――今でもワークショップをやりたいと思いますか?
小林:今はケースだけじゃなくてアクセサリー作ろうってイベントをやろうとしていますね。ケースと言っちゃうと、iPhoneだけしかできないと思われてしまって人が限られちゃうので。ケースもいいしピアス作ってもいいし、みたいなイベントをやろうと思っています。
4年前はあまりいいケースがなかった気がします。オジさんに間違えられないような(笑)。だから当時は、自分で作ろうと思いましたね。楽しいし。最近はちょっと大人になって「買おう」と思うようになったけど。
――じゃあ、ぜひ次は食品サンプルでケース作りを。
小林:あ、それはぜひ挑戦したい!
(丸子かおり)